ひまわりと海のコントラストが織りなす絶景

「小川のひまわり畑」

 真夏に咲く、明るい太陽のように華やかな花、ひまわり。「小川のひまわり畑」は、海沿いで黄色い花を咲かせ、青い海と空とのコントラストが絶景ポイント。日本海をバックにした一面のひまわり畑は、佐渡島ならではの夏の風物詩です。

 相川市街地を過ぎ、風光明媚な県道45号線「佐渡一周線」に沿って尖閣湾に向かう途中にあります。潮風も心地よく、暑さに負けずに咲いているひまわりを見るだけで元気をもらえます。

小川のひまわり畑

所在地 新潟県新潟県佐渡市小川 2066-1
※見頃は8月中旬ごろ

 沈みゆく夕陽も太陽の魅力。「日本の夕陽百選」にも選ばれている七浦海岸をはじめ、夕陽の名所がたくさんある相川地区に宿泊。

ゆったりとほっとできる空間

「1室だけのお宿 おふくさん」

 相川の散策で人気の京町通りは上町と呼ばれる一帯にあり、海岸沿いの下町には相川天領通り商店街があります。その相川天領通りの「まり美容室」の2階にある個性的な宿が「1室だけのお宿 おふくさん」。自転車を2台掛けられるので便利です。

 室内は広々とした和モダンな空間で、ゆったりとしたお風呂もあります。素泊まりなので、時間に縛られずに行動できるのがうれしいところ。近くには飲食店も多く、島民になった感覚で足を運んでみても楽しい発見があるはず。ただし、日曜と月曜に定休日が多いそうなので事前に確認しておくと安心です。

1室だけのお宿 おふくさん

所在地 新潟県佐渡市相川1-11-3
電話番号 070-3662-0293
素泊まり 5,500円~季節変動あり(2名様からのご予約)
客室数 1室
チェックイン 15:00~17:30まで/チェックアウト 9:30
https://r.goope.jp/ofukusan

オケサもオサケもどっちも堪能

「OKESA BAR BUNZO」

 夕食は、「1室だけのお宿 おふくさん」の斜め向かいにある、地元の人にも人気が高い「OKESA BAR BUNZO」へ。店内はのんびりとした空気感があり、初めてでもひとりでも居心地のいい雰囲気です。

 風変わりなゲストも多く、ここで生まれた縁から、プロレス興業が開催されたり、夜な夜なユニークな化学反応が起きているそう。

 お酒は佐渡の地酒からウイスキーなど各種洋酒と幅広いラインナップ。選んだのは、佐渡の野草を使っているクラフトジンのソーダ割り。佐渡市の木「ヒノキアスナロ」の実や金山付近に自生している甘い香りが特徴の「クルマバソウ」などがブレンドされ、野草の爽やかな香りと清涼感が日中の疲れをシュワッとほどいてくれます。

 ここでは佐渡おけさを踊るチームがあり、毎週水曜日練習を兼ねて披露しているそう。お店の名前は佐渡おけさ、そして佐渡おけさの名手「村田文三」さんにあやかっているとのことで、佐渡の懐に包まれるような温かさが。おいしいお酒と食事、そして楽しいトークと音楽で翌日の英気を養えること間違いなし!

OKESA BAR BUNZO

所在地 新潟県佐渡市相川1-32 天領通り
電話番号 0259-74-2252
営業時間 18:00~翌1:00
定休日 木曜
https://okesabunzo.com

2023.09.30(土)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=鈴木七絵