地球の“生命活動”によって誕生した佐渡島

 沖縄本島に次ぐ大きさを誇る日本海最大の島「佐渡島」。対馬暖流に包まれる佐渡島は300万年以上におよぶ地殻変動によってできた島、ジオパークにも認定されています。

 その特異な地形は全盛期には世界最大級かつ最高品質の金を生み、世界にその名をとどろかせました。その金山は佐渡島に莫大な富をもたらすのみならず、今なお続く、佐渡島ならではの文化を育むことになります。

 地球の“生命活動”によって誕生した佐渡島。豊かな自然と独自の文化や歴史を感じる「地球の息吹を感じる佐渡島旅」へご招待。

» 佐渡の恵みを堪能「佐渡うどん 蒼囲」
» 酪農も盛んな佐渡島の人気フォトスポット「みるく・ぽっと」
» 佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」
» 地球の生命活動と人間との関わりを感じる「史跡 佐渡金山」
» 「HOTEL OOSADO」
» 日本有数の能舞台を誇る「春日神社薪能」
» 美しき廃墟美「北沢浮遊選鉱場跡」
» 段丘をいかして生まれた鉱山町相川
» 昼間は趣を変える北沢浮遊選鉱場跡「北沢Terrace」
» 無名異焼をお土産に「北沢窯」
» 果物と砂金の町、西三川「西三川くだもの直売センター」
» 日本一夕日がきれいな小学校を酒蔵にした「学校蔵cafe」
» 佐渡の金山の原点「佐渡西三川ゴールドパーク」
» 「SEASIDE HOUSE in しまふうみ」
» のんびり真野湾と里山を眺めなるなら「しまふうみ」
» 夏にうれしい佐渡のひんやり冷たい氷菓「フルーツ&カフェさいとう」
» 「地球の息吹を感じる佐渡島旅」2泊3日モデルプラン


【DAY.1】

 新潟港から両津港まで、高速船を使えば約1時間とアクセスがいい佐渡島。東京からでもお昼頃には到着できます。

まずは、佐渡の恵みを堪能

「佐渡うどん 蒼囲」

 到着したら佐渡の新名物、佐渡うどんでさっそく腹ごしらえ。

 「佐渡うどん 蒼囲」のうどんは、佐渡産の「ぎばさ」を練り込んでいるのが特徴です。ぎばさとは、佐渡で長年愛されている海藻(佐渡アカモク)のことで、粘り気があって、ミネラルやポリフェノールがたっぷり。

 ランチにチョイスしたのは、佐渡産の野菜をふんだんに使った「佐渡旬野菜うどん」。喉ごしから涼を得つつ、瑞々しい夏野菜からは豊かな大地の恵みを感じられます。旧農家を改装した風情ある店内で、新たな味覚を発見!

佐渡うどん 蒼囲

所在地 新潟県佐渡市千種乙153-1
電話番号 0259-67-7678
営業時間 11:00~15:00、17:00~20:30(LO20:00)
定休日 火曜
https://to-kinari.jp/aoi

酪農も盛んな佐渡島の人気フォトスポット

「みるく・ぽっと」

 佐渡の金山へと向かう道すがらのお目当ては、「みるく・ぽっと」のソフトクリーム。佐渡乳業の直売所でつくられるソフトクリームは、新鮮な生乳からつくられたコクがありながらもさっぱりとした口当たりが島民に大人気です。

 佐渡島は酪農も盛んで、年間で約1200トンの牛乳を出荷しているそう。島の潮風が土壌を潤し、ミネラル豊富な牧草を食べて育つ乳牛はのびのび。だから生乳は栄養価も高く、おいしさも抜群! 牛乳パックのデザインがかわいいフォトスポットもあるので、あわせて堪能できます。

みるく・ぽっと

所在地 新潟県佐渡市中興122-1(佐渡乳業本社脇)
電話番号 0259-63-3151
営業時間 10:00~16:00
定休日 年中無休(元日除く)
http://sadonyugyo.com/milk-shop.html

2023.09.08(金)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=鈴木七絵