芸術家や文化人など、昔から多くの人が惹きつけられ居を構えた佐渡島。その魅力のひとつが食材の豊かさだ。

 食のクリエイターを刺激する海と山、野の恵みが織り成す佐渡のエナジーに注目。佐渡の食材の魅力を活かした2人をご紹介。


世界的な自然派ワインの醸造家が手がけるワイン

◆La Barque de Dionysos(ラ バルク ドゥ ディオニゾス)

 フランス・ジュラ地方でワイン造りをしていたジャンーマルク ブリニョさん。世界的に著名な自然派ワインの醸造家で、彼のワインを求めに世界中から人々が訪れるほど。

 日本人はナチュラルワインにアクセスしやすいという印象があり、ナチュラルな家や過ごし方、日本の感受性に触れたいと思っていた。そして島に惹かれ、佐渡へ。

 「佐渡に上陸したとき、大きなエネルギーを感じた」とジャン マルクさん。フランスではブドウの樹だけを植えていたが、佐渡では花々やベリー、野菜もともに植えている。

 佐渡の自然に沿うよう、森のような畑をゆっくりと作っているのだ。

 「佐渡から感じるエネルギーをワインとしてグラスに注ぎたい」という想いが実験的な畑作りに宿っている。

 傑作ワインが生まれるに違いない。そんな確信めいた予感とともに島ワインの完成を心待ちにしたい。

Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Jun Hasegawa

この記事の掲載号

2021年 日本の島旅へ

CREA Traveller 2021年夏号

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