金山をもっと楽しむために
佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」
![4つのシアターがあり、坑道のような空間を巡りながら佐渡金銀山の歴史に触れることができます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/1280wm/img_cc011bed73365fd9f47ab60015c42272168064.jpg)
島の冷たいスイーツを堪能したら相川エリアへ。徳川幕府約260年の財政を支えていたといわれるほど、地下資源に富んでいた佐渡は、まさに“黄金の島”。史跡を巡る前に、佐渡金銀山を知るための玄関口となる「きらりうむ佐渡」で楽しく予習を。
佐渡金銀山の魅力や価値を、巨大な小判の模型などの展示、大型映像やプロジェクションマッピングを用いて紹介しています。これがわかりやすい! 佐渡の暮らしの背景にある金銀山を理解することで、より佐渡の旅も充実するはず。
![通路の展示パネルには覗き穴があるなど、所どころユニークな仕掛けがあって飽きません。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/1280wm/img_3ae9cbeb6ed6950b62e6e0a4ff1bf5fe287612.jpg)
きらりうむ佐渡
所在地 新潟県佐渡市相川三町目浜町18-1
電話番号 0259-74-2215
営業時間 8:30~17:00(展示室最終受付16:30)
定休日 12/29~1/3
https://www.sado-goldmine.jp/kirarium
https://www.city.sado.niigata.jp/site/mine/5294.html
地球の生命活動と人間との関わりを感じる
「史跡 佐渡金山」
![佐渡金山のシンボル、道遊の割戸。人の手で山を掘り進めた結果、ぱっかりと山が割れたような形に!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/1280wm/img_12acd29bcc0ebf4dc799202fde95b5fe316111.jpg)
佐渡の大地への理解を深めたら、金山の採掘場跡である「史跡 佐渡金山」に足を運びましょう。約400年間で金78トン、銀2330トンを産出した佐渡金銀山。ここでは江戸から明治、平成までに掘られた坑道が見学できます。
![金採掘を追体験する坑道。江戸時代に開発された手掘り坑道を歩く「宗太夫坑 江戸金山絵巻コース」(写真左)と「道遊の割戸」や近代の坑道跡などを堪能できる「道遊坑 明治官営鉱山コース」(写真右)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/1280wm/img_a48042c042d3d53f9136e3852b98b84e302238.jpg)
「宗太夫坑」では、地下深く掘り込んだ坑道跡に江戸時代の採掘作業を機械仕掛けの人形を使って忠実に再現。薄暗く、真夏でも約10度とひんやりとした坑内で、リアルに動く人形のセリフは耳に残ること間違いなし。坑道という神秘的な空間をいかした「ISLAND MIRRORGE」というアトラクションも一見の価値ありです。
![高任坑トンネル。明治時代から平成元年の休山まで使われていた坑道やトロッコなどの設備が操業当時のままに。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/1280wm/img_c38526a8e5bbb46e1492bde2cc7b3bec350513.jpg)
![道遊坑を歩きながら参加するウォークスルー型の「ISLAND MIRRORGE」も話題。メガネ型のMRグラスをかけると幻想的な映像が流れ、マジカルな世界に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/a/1280wm/img_ea2c8463e2a3122da7322f17d319399b182803.jpg)
史跡 佐渡金山
所在地 新潟県佐渡市下相川1305
電話番号 0259-74-2389
営業時間 8:00~17:30(11~3月は8:30~17:00)
定休日 年中無休
https://www.sado-kinzan.com
2023.09.08(金)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=鈴木七絵