昼間は趣を変える北沢浮遊選鉱場跡の「北沢Terrace」でランチを
![その見た目から“ラピュタ”とも称される「北沢浮遊選鉱場跡」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/1280wm/img_e8dfcbf3538b1975d3e676e5c01c0e65599038.jpg)
歴史と現代が交わる京町歩きをしながら、昼間の「北沢浮遊選鉱場跡」も見学。その敷地内にある「北沢Terrace」では、島の食材を使った旬の料理やスイーツを楽しめます。
たとえば、バジルの風味が爽やかな「佐渡サーモンとイクラのジェノベーゼ」は、佐渡サーモンとイクラがふんだんに盛られた夏限定のメニュー。自社養豚の希少な佐渡島黒豚を100%使用した「佐渡島黒豚プレミアムハンバーグ」も、溢れる肉汁とやわらかな食感が楽しめると評判です。産業遺跡のなかで島の恵みが詰まったフードを食べてランチ休憩を。
![壮大なスケールの「北沢浮遊選鉱場跡」を目の前に食事を楽しめる店内。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/9/1280wm/img_c96885e42dc90d66600f32db59444070461922.jpg)
![左から:夏限定のメニュー「佐渡サーモンとイクラのジェノベーゼ セット(サラダ・スープ付き)」1650円。定番人気の「佐渡島黒豚プレミアムハンバーグ セット」1650円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/5/1280wm/img_85e622ddcb5106be68740e6589931949224107.jpg)
![写真は特製のベリーソースを炭酸で割った、ほろ苦くて甘い期間限定メニュー「パッションベリーソーダ」825円。リコッタチーズと、佐渡産のベリーやあんぽ柿、ピスタチオなどのナッツを混ぜ込んだ夏限定のアイスケーキ「佐渡フルーツのカッサータ」715円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/c/1280wm/img_0c8a36861a3f13aab0ca5aea408568ed206678.jpg)
北沢Terrace
所在地 新潟県佐渡市相川北沢町2
電話番号 0259-58-7085
営業時間 11:00~17:00
定休日 水曜
佐渡でしか採れない土から生まれる「無名異焼」
![不揃いのストライプ柄が愛らしい「ストライプ徳利」4,950円、「ストライプぐい呑」2,310円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/1280wm/img_09b587c895a1a736f80e0dae6ced4ded95828.jpg)
食後は、200年もの間、この地において焼き継がれている陶器をチェック。鉱山採掘の過程で見つかったという赤褐色の土は、「無名異(むみょうい)」といわれ、特産の「無名異焼」を生みました。佐渡でしか採れない門外不出の土を使った無名異焼はまさに佐渡の恵みです。
![土の粒子が細かく焼成時の収縮率が高いことで、硬く壊れにくいと知られている無名異焼。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/c/1280wm/img_dcd8f5058ac907e2a9cc8a58a26b6980514858.jpg)
![無名異焼の原料は、酸化鉄を多量に含む赤い土。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/d/1280wm/img_3d3e513e8c73717965c8a0de64ad661d314168.jpg)
「北沢窯」には、カラフルで多彩なデザインの無名異焼がずらり。酸化鉄を多く含む土の性質上、無名異焼を日常使いすることで、鉄分のイオン層を自然と摂取することができるそうで、貧血気味の人にもおすすめです。地球の神秘を感じられる逸品をお土産に。
![「無名異焼は硬いですが、いろんなシーンで使えるよう、若手の意見も柔軟に取り入れています」と窯主の其田和彦さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/1280wm/img_91f15c29a7886d5f05664934c06c7806550962.jpg)
北沢窯
所在地 新潟県佐渡市相川北沢町3-1
電話番号 0259-74-3280
営業時間 9:00~17:00
定休日 冬季は土日祝、そのほか無休 ※不定休あり
https://www.kitazawagama.com
2023.09.08(金)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=鈴木七絵