この記事の連載
1泊2日佐渡島の旅 #1
1泊2日佐渡島の旅 #2
神秘的な景色がそこかしこに!
![船の周りを悠々と飛ぶウミネコ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/5/1280wm/img_b57c294f87d2f1c5d0470a614fa4a48328240.jpg)
日本列島のちょうど真ん中あたり、日本海に浮かぶH字のような形をした島、佐渡島(さどがしま)。世界文化遺産の登録をめざす佐渡金山を有する、面積約855平方キロメートル、海岸線約280キロの日本海側最大の離島です。
![のどかな景色のなかにトキ(写真右側の白い点、小さいです……)を発見。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/1280wm/img_028b70a1c071d2e701342caa6b060080121602.jpg)
「金が出た」ことや、特別天然記念物「トキ」の国内唯一の生息地、さらに鬼が舞う行事が定期開催されるなど、どこかヴェールにつつまれたミステリアスな側面もありますが、美しい海景や田園風景が広がる、のどかな島でもあります。
今回は、話題の場所「佐渡金山」にも足を運びつつ、佐渡島を1泊2日でめぐるプランを前篇と後篇の2回にわけて、ご紹介します。
佐渡島へは、新潟県の直江津港、もしくは新潟港から、佐渡汽船が運航している船で渡ることができます。今回は、新潟港からカーフェリーで佐渡島の両津港へ。約2時間半の船旅です。
![ときわ丸。取材日は天気良好、揺れはさほど気にならなかった。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/1280wm/img_e075cb3241e2f614a014c77b36c24c43101723.jpg)
こちらの「ときわ丸」は、6階建ての大型フェリーで、中には、売店やスナックコーナー、ゲームルーム、キッズルームなどがあり、デッキに出て海風や景色を楽しむこともできます。
両津港に到着したら、車で約50分、北沢地区にある北沢浮遊選鉱場へ。佐渡金山で採掘された鉱石から不用な鉱物を取り除く「選鉱」という処理をするための施設で、1930年代後半、1カ月で5万トン以上の鉱石を処理したことから、「東洋一の選鉱場」と謳われた場所です。
1952年に選鉱場は使用されなくなり、今では屋根のなくなった無機質な建物を美しい蔦が包み込んで、まるで『天空の城ラピュタ』の世界! 目をこらすと、ロボット兵が小さな花を持って歩いている姿が見えるようです。
![北沢浮遊選鉱場。神秘的な世界が広がる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/d/1280wm/img_0d659063559980021792078a1a4ec1de122716.jpg)
![眺めれば眺めるほど異世界!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/3/1280wm/img_d329138d6ca7469495b4deec160ed3fd144051.jpg)
![泥状の鉱石と水を分離する巨大施設「シックナー」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/1/1280wm/img_717302bea7b858cab46848d020c25ef3202853.jpg)
ランチは、その唯一無二の絶景を観賞しながら食事できるカフェ「北沢Terrace」へ。
![北沢Terrace。窓際の席は北沢浮遊選鉱場が目前に広がる特等席。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/e/1280wm/img_8ece60c1e50ae1033a71e6f5ee8e9848151679.jpg)
![自社養豚の佐渡島黒豚100%の「佐渡島黒豚 プレミアムハンバーグセット」1,650円。肉汁たっぷりで美味。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/1280wm/img_20331e5aea8be0009eddc78e432c971291589.jpg)
2022.11.22(火)
文=CREA編集部
撮影=佐藤 亘