この記事の連載

 SNSのフレンドリーな投稿で、幅広い年齢層から支持されている遠藤憲一さん。プライベートな一面と、遠藤さんを支え続けてきた奥様への思いについてお聞きしました。

1回目を読む


──最近は遠藤さんのSNS投稿が話題です。SNSはいつ頃始めたのでしょうか。

遠藤 マネージャーの女房が結構早い時期にやりはじめたので、それに乗っかって自分でも「こういうのはどうかな」と、ポツポツ投稿するようになりました。まめに投稿しているわけじゃないんですけど、若い子からの反響が結構増えたので、「遠藤憲一」を知ってもらう大事なコンテンツという認識で、自分でも積極的にアイデアを出してチャレンジしています。

 でも、ドラマの宣伝ばっかり投稿していると、恐ろしい勢いでフォロワーが減っていくんですよ……。ですから、「ドラマ観てね」「何日からスタートです」みたいな投稿は、しつこく投稿せずに、なるべくサラッと載せるよう心がけています。

──フォロワー数を増やすために、SNSを使い分けるなどの工夫もされているのですか?

遠藤 いや、全然やってないです。いま、TwitterとInstagramとTikTokをやってるんですけど、基本的におじさんなので、使い方すらよく分かってません。

 本当はそれぞれのツールで使い分ければいいんでしょうけど、とてもそんなハードルの高いことはできないので、全部同じ写真と文言のままアップしています。世の中についていけてないのに頑張っているところも、おじさんらしいと受け止めてもらえればありがたいです……(笑)。

──おしゃれな散歩風景や、お料理動画など、遠藤さんの素顔が垣間見られる投稿に親近感を抱くファンが多いのではないでしょうか。

冷やし中華を作る動画が話題となったインスタ

遠藤 女房が名演出家なんですよ。俺は女房の演出のもとに動いているだけです(笑)。

 女房にはこれまで本当に迷惑をかけっぱなしだったんでね。いまはなるべく言われたことは全部聞くようにしています。料理もちょっとずつ覚えていけたらと思って、女房に言われるままにやっている動画もアップし始めたんですけど、何もできない人間なので、苦労しています。

2023.07.19(水)
文=相澤洋美
撮影=志水 隆