![ここでしかできない食体験。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/1280wm/img_65624905b27a244f950db1b602261e2265585.jpg)
街にはすっかり旅する人たちが戻ってきた。特に京都には、世界中から多くの観光客が集まっている。
さて、京都のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」にも待ちに待った! とばかりにファンが集まっている。特にGW直前のイベントには多くのフーディが訪れ、会話を楽しみながら美食とワインに酔いしれた。
そのイベントとは、銀座「ロオジエ」ではエグゼクティブシェフを務め、ワールドワイドに活躍するブルーノ・メナールシェフによる特別なディナー「Special Dinner Event by Chef Bruno Menard」。
![ブルーノ・メナールシェフ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/1280wm/img_c24869a16ca1fbff8764f204ce38160259408.jpg)
ブルーノ・メナールシェフは、フランスのトゥール出身で1995年に来日。自身のレストランをオープンした後、ザ・リッツ・カールトン大阪やザ・リッツ・カールトンアトランタで腕を磨いた。2005年からは6年に渡り銀座「ロオジエ」のエグゼクティブシェフを務め、東京版ミシュランガイドで三ツ星を獲得している。
現在は、シンガポールを拠点に「マスターシェフ・アジア」の審査員を務めるなどの活動をしており、実際にシェフの料理を食べられるレストランはないとあって、ますます注目のイベントとなったというわけだ。
マリオット ボンヴォイ会員限定のイベントも!
![個室の小さなキッチンに立つブルーノシェフ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/6/1280wm/img_36a7f261999787ff5328c6d60073b138166806.jpg)
Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)は、マリオットグループの30ホテルブランドで利用できるロイヤリティプログラム。旅好きにはたまらないさまざま特典が用意されている。
今回も、ディナーの前に会員限定でブルーノシェフ自ら、料理批評にまつわるクラス「In the mind of Master Chef」を体験できるという特典が設けられ、ポイント入札制で多くの申し込みがあったようだ。
![焼きたてのマドレーヌと山椒オリーブオイルの組合せを試食。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d9ee3888dc3579be0dc3533df2f272d1142347.jpg)
批評といっても、シェフならではの味の構築方法や素材選びの逸話など、料理がますますおいしくなる知識が深まる内容。日本の食材も熟知したフランス人シェフの観点が興味深く、ディナーがますます楽しみになる内容だ。シェフが目の前で作ってくれた料理を味わうこともでき、シェフのサインが入った“修了書”のプレゼント付きで、忘れられない体験になりそうだ。
ブルーノシェフならではの味の組合せが至高
ディナータイムが近づいてきた。「ザ・バー」でのカクテルレセプションを楽しんだ後、イタリア料理「ラ・ロカンダ」に移動。シェフからシャンパンを片手にスピーチがあり、「この二度とない時間を楽しんで」とグラスを合わせ、ディナーが始まる。
![「ハマグリ “ア ラ クック”コリアンダーのゼリーとカレーのシャンティ」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/1280wm/img_fcd5b4648148b51f32664083b5d0807098245.jpg)
一皿目の前菜は、蒔絵のような美しい皿の上に春爛漫。旬のハマグリの旨味に、コリアンダーとカレーのオリエンタルな香りを纏わせるのがブルーノシェフ流。「旨味」はシェフがもっとも重視する味の要素で、複雑だけれどバランスよく感じられるアジアらしい風味が、期待を高めてくれる。
![「イセエビ STURIA キャビア ネギと青のりのペースト」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/5/1280wm/img_c55bde76f454ea99aa337ab2f52c5c5c49944.jpg)
シェフが愛する国産のイセエビもまた、旨味が強い食材だ。今度はほのかに和を感じさせるネギと青のりのペーストが味を構築。キャビアの塩味とさらなる旨味がアクセントになり、うっとり。
![「フォアグラのロースト 柚子のジェルとカカオヴィネガー」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/2/1280wm/img_d226bfb7e6c9275d5d78dd6aa0a59e2557098.jpg)
温前菜はフレンチの定番、フォアグラ。ブルーノシェフは柚子をゼリー状に寄せ、少しの食感と華やかな風味をフォアグラに加える。オリジナルのカカオヴィネガーもコクがありながら酸味もあり、まさにフォアグラを極める最高の調味料だ。
メインは和食材とクラシカルなフレンチの共演
![「鱒 シャンパンのエマルジョンと味噌バター」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/0/1280wm/img_40b7737d0f1b70b3d86894d6642e33d9133851.jpg)
魚料理は、日本で親しみのある鱒。味噌とバターを合わせたこっくりとしたソースとシャンパンを泡状にしたものを合わせている。ブルーノシェフは、メニューを考える際に、旬や素材などはもちろんのこと、現在のテクノロジーやテクニックも積極的に生かしたいと語るがこちらはまさにクラシックな味の構成に新しい手法を加え、新鮮な印象が残るように完成させた一品だ。
![「国産牛フィレ肉 春人参のムース風味の“パルマンティエ” オレンジの花水とマッシュルームのビーフジュス添え」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/a/1280wm/img_ba558c6e7db84a8a4a23854a91ca252099302.jpg)
![春人参のムースは別添えで。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/1280wm/img_4f246a11c3b6a3166c1ef29faaeb7c8a69325.jpg)
一方、肉料理は見るからにクラシックなメインディッシュ。しかし、多彩な味、香り、食感のソースが添えられ、シンプルなフィレのステーキを最高に楽しませてくれる。特に、別の器で供される春人参のムースは、出始めの繊細な甘さの人参をムースにし、シリアルと合せてサクサク、トロトロ。なんとも心弾む組合せだ。
食と旅の会話が進む京都のディナー
![ペアリングには日本酒も登場した。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/a/1280wm/img_eab5180948abc2a4b7f3ad83a9601789125402.jpg)
デザートのあとには、京都のクラフトジン「季の美」を使ったジントニックで、初夏らしい〆の乾杯を。飲みたい人は「ザ・バー」でアフターパーティ。夜更けまで楽しんだ人も多いようだ。
![デザートは「レモンのタルト」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/1/1280wm/img_d1ba6a02458ac01eab47b673d2051bc161685.jpg)
ディナーイベントはビジターとして参加することもできるが、せっかくホテルで行われるのだから、そのまま宿泊すればそれはもう最高の夜。
「ザ・リッツ・カールトン京都」では、このようなグルメイベントを今後も積極的に行っていく予定だ。特に旅好きにはユーザーが多い、マリオット ボンヴォイ会員のスペシャルオファーは、ほかではできない貴重な食体験ができるので注目して欲しい。
ザ・リッツ・カールトン京都
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/e/1280wm/img_4e9b47bdfa567a88460b14f27339915178344.jpg)
所在地 京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔
電話番号 075-746-5555(ホテル代表)
https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/kyoto
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
2023.05.17(水)
文=CREA編集部