南太平洋の美しい島々で憧れのリゾートライフを実現
この世に永遠の楽園があるとすれば、そのひとつは間違いなくタヒチの島々。2023年10月31日(火)にはエア タヒチ ヌイによる直行便が運航再開し、アクセスがぐっと快適に。行き帰りともに日本国内の主要都市から同日乗り継ぎ可能で、タヒチ到着後もボラボラ島など人気の離島への乗り継ぎもスムーズ。うれしいフライトスケジュールとなっています。
日本から南へ海を渡ること約9500キロ。南太平洋のブルーラグーンに118の島々が浮かぶタヒチは、時代を超越して人々の憧れであり続ける奇跡の楽園。
かつて、ポール・ゴーギャンが狂おしいほどに愛した情景と文化が今に受け継がれ、唯一無二の光を放ちます。
島々の歴史は古く、アジアの海洋民族がカヌーで渡ってきたのが紀元前のこと。ハワイ、ニュージーランドとともに「ポリネシアン・トライアングル」とよばれる文化圏を醸成する一方、19世紀半ばにはポマレ王朝が多くの領地をフランスへと割譲。
現在では、自治権をもつフランス領ポリネシアとして、古代からの伝統を色濃く残しつつ、フランス文化と融合した独自の世界観で旅人を魅了しています。
そんなタヒチの玄関口が、最大の島・タヒチ島に位置する首都パペーテ。ファアア国際空港には、楽園に憧れる各国の旅人たちが降り立ち、市街には名物の屋台村「ルロット」や、ローカル感いっぱいのマルシェなど、見どころが豊富です。
優雅なリゾートホテルも点在し、さらにボラボラ島、モーレア島、ランギロア島をはじめとした人気アイランドへは、フェリーや飛行機でのアクセスが良好。
お気に入りの島にじっくり滞在するもよし、アイランドホッピングを楽しむもよし。多彩な島々があるタヒチだからこそ、ヴァカンスの過ごし方も多彩です。
さて、島旅の醍醐味といえば、なんといっても透明度抜群の青い海。タヒチが元祖といわれる水上バンガローでの滞在は、ラグジュアリーの頂点。
シュノーケリング、ダイビング、クルージングなどの感動体験が満載で、フランスの影響を受けた料理のおいしさ、伝統的な技を取り入れたスパトリートメントの上質な癒やしも、旅の大きな目的となります。
そして、もうひとつ忘れてならない魅力が、濃密な緑に覆われた山々。99%以上が海というタヒチですが、わずか1%に満たない土地には、手つかずの森が守られ、そこには多様な生命が宿ります。
世界遺産に登録された古代祭祀場の遺跡群「タプタプアテア」をはじめとした伝説の地も必訪で、パンダナスの葉で編み上げるパニエなどの雑貨やタヒチアンキルトなどの伝統工芸も見逃せません。
原始の美を大切に守りながら、洗練されたリゾートライフも実現するタヒチ。この島々を訪れずして、この世の楽園を語ることはできないのです。
2023.08.10(木)
文=矢野詔次郎
協力=タヒチ観光局