長い自粛期間を経て、改めて海外旅行へ行くのならあなたはどこへ? 日常生活を忘れさせてくれるような開放感に満ちた場所へご招待。

 白い砂浜、息を飲むようなターコイズブルーのラグーン。時折頬を撫でる気持ちの良い風は雄大な山々から聖なる力を運んでくれているよう。タヒチはまさに非日常を叶えてくれる地上の楽園だ。

 南太平洋の5つの諸島群と118の島々からなるフランス領ポリネシア・タヒチは2020年7月15日から観光客の受け入れを再開している。

 古くから、環境の保護を重んじていたタヒチはホテルなどの客室数をはじめ、もともとさまざまな開発自体が制限されており、ビーチなどに人が集まることを自然に避けられるようになっている。

 レストランやバーなどの島の中のほとんどの施設も同様で、ソーシャルディスタンスが保たれている。いわば、コロナ下の「ニューノーマル」に適応したディスティネーションといえるのだ。

タヒチ発祥の水上バンガローは今年生誕55周年

 そんなタヒチならではのステイといえば、タヒチ発祥の水上バンガロー。1967年に誕生してから今年で生誕55周年を迎える。

 水上バンガロー最大の魅力はプライベートな空間でリゾートを堪能できるということ。基本的に一棟独立なので、誰に気兼ねすることなく時間を過ごすことができる。

 ただゆっくりと海を眺めたり、テラスから直接海に入りカラフルな熱帯魚と戯れたり、気の向くままにタヒチを堪能する一日は格別のもの。

 女性の一人旅や友人との旅行にも最適だ。

 中でも特に人気のあるボラボラ島の水上バンガローでは、立地によって違う景色が楽しめることも魅力的。

 島の東側エリアではボラボラ島の最高峰オテマヌ山を正面から臨むことができ、西側からは水平線を眺めることが。また、南方のエリアには世界のベストビーチに選ばれたこともあるマティラビーチがあり、北側エリアからはオテマヌ山とパヒア山を同時に臨むことができる。

 自分だけのお気に入りのエリアを探してみるのもいいかもしれない。

文=CREA編集部