ブルガリ初となるオリジナルのチョコレートも

 10個入りのボックスにはバレンタインコレクションの4つのフレーバーのチョコレートに加え、ブルガリ イル・チョコラート初となるオリジナルブレンドのチョコレートを使ったチョコレート・ジェムズ「カカオ・バリネーゼ」も入っています。

おすすめペアリング

カカオの味わいがダイレクトな一品には果実味のある赤ワインが相性抜群。

 ブルガリ流のビーン・トゥ・バーとも言うべき「カカオ・バリネーゼ」はメートルショコラティエの齋藤さん本人が現地にまで足を運び、創り上げた一品。名前の通り、インドネシア・バリ島のカカオを使っています。

 数あるカカオ豆の生産地の中から、バリ島のカカオを選んだのには、品質もさることながら、齋藤さんの強い思いがありました。

「バリでカカオ豆が栽培されているというと意外に思うかもしれませんが、実は10年以上前からつくられています。以前は経済的な状況もあり、カカオ豆を未発酵の状態でそのまま販売するような状況だったのですが、少しずつ良いものを作りたいという人が現れてきて、今では高品質なカカオ豆が作られるようになっているんです。

今回、改めてバリのチョコレートを食べて、そのクオリティに驚きました。この数年でこんなに変わることができるのか、と」(齋藤さん)

 齋藤さんは、当初はお菓子ではなく他ジャンルの飲食の職人としてキャリアをスタートさせました。その後、ブルガリ イル・チョコラートに所属し、ゼロからチョコレートを学んでいきます。そんな自身の経歴と、高みを目指すバリ島のカカオ農園を重ね合わせ、採用に至ったといいます。

「既に世界的にも評価が定まっている高品質のチョコレートを選ぶことももちろんできました。でも、今まさに成長し続けているバリ島のチョコレートとブルガリ イル・チョコラートが交わることで、新しいチョコレートの世界がきっと生まれる。そんな未来に向けた可能性にかけてみたんです」(齋藤さん)

 そうして誕生した「カカオ・バリネーゼ」はフルーティなカカオの香りがダイレクトに感じられる、ブルガリ イル・チョコラートのマイルストーンとも呼べる逸品に。齋藤さんも「自信の一品です」と胸を張ります。


 未来の地球環境、そして私たちのこれからを想い作られたブルガリ イル・チョコラートの2023年のバレンタインコレクションと「カカオ・バリネーゼ」。

 大切なあの人に、そして自分へのご褒美にいかがですか。

BVLGARI IL CIOCCOLATO(ブルガリ イル・チョコラート)

所在地 東京都中央区銀座2-7-12 ブルガリ銀座タワー10F(ブルガリ ギンザ・バーに併設)
営業時間 12:00~20:00(日曜、祝日~18:00)
定休日 不定休
Instagram @bulgarilucafantintokyo

2023.01.21(土)
文=CREA編集部
写真=今井知佑