韓国ディズニー主催の特別記者会見へ潜入!
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マダムアヤコが、釜山にトラワッタ! トラワッタ! (トラワッタは韓国語で「帰ってきた」の意味。とりあえず覚えた言葉は繰り返し使ってみるのがマダム流語学上達法。)今年の釜山国際映画祭(BIFF)の顔、海外スターがトニー・レオンだとしたら、韓国スターは間違いなくチョン・ヘインだ。
韓国エンタメに詳しい人は「チョン・ヘインって、最近映画に出てたっけ?」と思うかもしれない。大ヒット配信ドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」や、「スノードロップ」も記憶に新しいヘインが釜山に登場したのは、BIFFが配信作品を大スクリーンで上映するON SCREEN部門を作ったから。
![開幕式でのチョン・ヘイン、三池監督、キム・ヘジュン、坂美佐子プロデューサー。©BIFF](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1280wm/img_adccb1f9fbea9990c9d5a96baca4bfd0124668.jpg)
そこで上映されたのが、日本の三池崇史監督が初めて韓国で手がけた作品「コネクト」で、その主演俳優がチョン・ヘインだったのだ。制作は「愛の不時着」他数々の話題作を生み出しているスタジオ・ドラゴンで、ディズニープラス・スターで世界配信という、まあなんというか、映画顔負けのでっかい規模の作品なんである。実際、記者会見で三池監督が語ったところによれば、日本の映画の何倍もの予算があった、とのこと。
ヘインくんたら、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」でソン・イェジンの年の離れた恋人を演じて、国民的年下彼氏とまで言われるようになったし、「D.P.」でも新兵役だったので、「ヘインくん!」と呼びたくなるのだが、実は34歳と立派な大人。でもやっぱり本物もまだまだキュートな印象なのだ。大学と兵役を済ませてから俳優デビューをしたため、26歳というやや遅めのデビューながら、あっという間にスターになった。
2022.12.15(木)
文・撮影=石津文子