高級時計ブランドとして名高い「ブランパン」。実は、美食の世界にも深い関わりがある。

 時計の製造と美食への追求、そのこだわりは共通するものがある。ものづくりへの情熱と独創性、あくなき探求心や日々完璧を求める姿勢によって、類稀なる逸品は完成する。ブランパンは、30年以上にわたり美食の世界と関わり合い、優れたシェフや料理人たちが働く厨房で時を刻み、彼らの料理作りに寄り添ってきた。

 今回、ブランパンは、『ミシュランガイド』とのパートナーシップの一環として、2022年10月4日に開催された“ミシュランガイド京都・大阪2023”、そして11月15日に開催された“ミシュランガイド東京 2023”の授賞式に参加。2人の日本人に対して、“メンター シェフ アワード”を贈り、その功績を称えた。

 今回、見事受賞したのはこの2人。

■「ミシュランガイド京都・大阪2023」(2022年10月4日開催)
 京都「瓢亭」 髙橋英一氏

 京都の三ツ星レストラン「瓢亭」の髙橋英一氏が、京都・大阪では初めてメンターシェフアワードを受賞。日本料理、京料理の伝統と文化を後世に伝えることに尽力し、料理人の模範となっていることが広く認められた。

 14代当主として28歳の若さで暖簾を受け継ぎ、50年もの長きにわたり京料理を牽引し続ける髙橋氏。当主として半世紀以上にわたり調理場に立ち続け、今なお後進の育成に携わる料理人は数少ない。髙橋氏から影響を受けた料理人は多く、まさにメンターシェフに相応しい。

■「ミシュランガイド東京 2023」(2022年11月15日開催)
 東京「神楽坂 石かわ」 石川秀樹氏

 「石かわ」グループの代表を務める石川秀樹氏は、自らが立つ「神楽坂 石かわ」を始め、ミシュランガイド掲載店として、「愚直に」「虎白」「波濤」「寅黒」「蓮 三四七」の若い料理人を育成し、活躍の場を与え、指導者としての手腕が高く評価されている 。

指導者といっても驕らず、対等な目線でスタッフと向き合う。その厳しくも温かな人柄が安心感を与え、若手は伸び伸びと飛躍できる。メンターが導く希望の道。今後もたくさんの料理人が学び、育ち、羽ばたいていくだろう。

 “メンター シェフ アワード”は、『ミシュランガイド』が独自に設定した星とは別に「ブランパン」から贈られる。料理へのこだわりや技術は勿論、自身が手本となって後進の育成に力を注ぎ、指導者としてレストラン業界の発展に貢献するなど、優れた資質とキャリア、そして情熱が必要となる。

 このアワードに相応しい、料理人・シェフの登場をこれからも期待したい。

 

Column

CREA'S CHOICE

新製品やイベント情報など、選りすぐりの気になるニュースをお届けします。

2022.12.12(月)
文=CREA編集部