◆五島の醤(ひしお)/金沢鮮魚
環境問題となっている「磯焼け」から海を守りたい、という想いから生まれた調味料。イスズミやアイゴといったいわゆる”未利用魚”や、規格外の魚を使った魚醤です。海の環境を守ることができるほか、これまではお金にならなかったこれらの魚が漁師さんの収入につながります。製造過程でも一切の無駄な廃棄が出ず、循環型調味料といえます。
魚と塩だけでも魚醤はつくれますが、ここでは五島列島の名産の椿から生まれる「五島つばき酵母」を使用して発酵を促進。生臭さがぐっと抑えられ、澄んだ海のような清らかな風味が豊かに広がる魚醤ができました。
「理念はもちろんのこと、じつのところ味が好き。特に『米麹』は我が家の煮物や卵焼きの隠し味に欠かせません。東京の高級ホテルやレストランで使われているのも納得のお味です。
ちなみに、五島産の椿を使用した化粧品もいろいろと販売されていて、使い始めてから肌の調子もよくなりました」(安達さん)
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五島の椿
2022.10.28(金)
文=CREA編集部