【トリビア2】
「母親は20代」は1970年代に生まれたイメージ。

時代による年齢別出生数の変化

(『卵子老化の真実』より)

 多産だった大正14年の年齢別出産数の分布グラフは、面白いことに少子化の現代と少し形が似ている。10代のママから高齢ママまで多様な母がいるのが「今」と「昔」。「ちょっと昔」の高度経済成長期だけが、20代出産が突出した形になっている。「妊婦=20代」という感覚はこの特殊な時代にできたわけで、そこに普遍性はない。

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2013.10.20(日)
河合 蘭=構成・文
梅津有希子=編集協力
添田あき=イラスト

CREA 2013年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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