どんな3品になるのかは注文後のお楽しみ

 こちらは恵比寿の3品。中央の鮭粗ほぐしを左側の二色納豆に加えてもおいしいですし、右側の大根のたまり漬と鮭粗ほぐしを一緒に食べてもイケます。

 運命的に3品が決まることで、通常であれば自分は選ばない、いわば食わず嫌いだったおとものおいしさを発見できるのもいいんです。

 ちなみに3品の中に苦手なものやアレルギーの原因となる食べ物が入っていた場合は変更も可能。くじを引かずに自分の好きなおともを選べる「おとも定食」(770円)も用意されています。

オリジナルの「浮浮卵」は江戸時代の料理を現代風に

 「梅と星」のオリジナル料理が「浮浮(ふわふわ)卵」。「浮浮煮」と呼ばれる煎り酒を使った江戸時代の卵料理を、現代風にアレンジしたものです。

 わかりやすく言えば、茶碗蒸しとスクランブルエッグが合体したような味わいと食感で、出汁のやさしい旨味に心がほっこり。

日本古来の調味料、煎り酒にトライ!

 調味料のひとつとしてカウンターに並ぶ「よしなに、」は「梅と星」オリジナルの煎り酒です。

 煎り酒とは、昆布、鰹節、梅干しを日本酒で煮続けて作る調味料。「よしなに、」は、塩気を控えめにして梅干しの酸味を楽しめる味わいが特徴で、どんな料理にもよく合います。食事をする際は、いろいろなおともにかけてみてください。店内で販売もされていますので、気に入ったら自宅でも楽しめます。

浅草の新名物として人気のお稲荷さん

 新たな浅草名物として認知度を上げているのが、こちらの「お稲荷さん」。

 お揚げは薄くて弾力があり、歯応えのある食感を楽しめます。しかもジューシーなんです! 上にちょこんとのった梅干しがアクセントとなり、さっぱりと味わえます。

2022.07.16(土)
文・撮影=石川博也