京都を旅する途中、アクセントにしたくなるのは“京都ならでは”の各国料理。
中華も韓国もワインバーもますます旅人に優しくて、軽やかに食事ができる場所が増えている。
誰かに伝えたくなる、新アドレスを7回に渡りご紹介。
味わい深い出汁料理が魅力
◆割烹しなとみ(かっぽうしなとみ)
祇園の割烹などで長年腕を磨き、特に出汁には定評のある高橋集一さん。
満を持して夫婦で構えたのは、ゲストの好みや要望を汲み取りながら料理する割烹スタイルの店。
「アテとお酒だけでもいいし、お酒が飲めない日はお造りとご飯と味噌汁で定食など、いいように使ってもらえたら」と話す。
季節を感じさせるメニューの数々に目移り必至だが、錦市場から仕入れる旬の天然もののお造りもおすすめ。
そして、お浸しやう巻き、鍋物など、修業経験がにじみ出るような味わい深い出汁料理も忘れずに。それらが絶妙なタイミングで供されるはずだ。
女将の綾子さんのさりげなく細やかな接客にもほっこり和み、帰るころにはお腹も心も満タンに。
割烹しなとみ(かっぽうしなとみ)
所在地 京都市上京区信富町315-4
電話番号 075-366-4736
営業時間 17:00~22:00(最終入店 20:00)
定休日 木曜 ※要予約
https://shinatomi.com/
Feature
京都の懐深さに身を委ねる
アラカルトとお酒の7店
Text=Natsuko Konagaya
Photographs=Atsushi Hashimoto