名物定食はユニークな仕掛けが楽しい!

 最高のごはんがあるからこそ、「梅と星」では定食メニューが充実。朝9時から11時までは「江戸名物 浮浮(ふわふわ)卵の朝定食」が食べられるほか、それ以降は「梅酢のからあげ定食」や「煎り酒生姜焼き定食」、「本日の焼魚定食」などがラインナップ。

 中でも名物なのが「おともみくじ定食」です。ベースとなるのは、羽釜ごはんに豚汁、浮浮卵、梅干し。ここにごはんのおともが3品ついてきます。

 ユニークなのは、おともの3品は自分で選ぶことができないってこと。どうやって選ぶのでしょうか?

おとも3品の内容は運まかせ!

 「おともみくじ定食」のごはんのおとも3品を選ぶ方法は……おみくじです! 壺に入った7本のしゃもじから1本をエイっと引き抜くと、ごはんのおともが決まります。

 3品はセットになっていて、セットごとに七福神の名前がつけられています。

 例えば、布袋であれば、白菜胡麻キムチ、牛のしぐれ煮、しらすの3品。毘沙門天であれば、海苔、ねぎとろ、いぶりがっこの3品といった具合。

 どんな3品になるのか、くじを引くまでわからないドキドキ感がたまりません。

自分だけの3品の食べ方を見つけたい

 こちらは弁財天の3品。白いバター、たらこ、なめこのたまり炊になります。

 食べ方もいろいろで、例えば、白いバターの場合、そのまま食べてもいいですし、しょう油をたらしてごはんにのせてもイケます。たらこやなめこのたまり炊と一緒に食べてもおいしい。豚汁に入れるのもあり。自分だけのとっておきの食べ方を見つけてみてください!

 ちなみに必ずついてくる梅干しは、すっぱい、あまい、月替わりの3種類から好きなものを選べます。

2022.07.16(土)
文・撮影=石川博也