地元で愛されるダイニングも必食
都心の隠れ家としてファンの多い庭のホテル 東京。美しい中庭を眺めながらこだわりの美味を味わえるレストランがランチ・ディナーともに人気で、覚えておくとちょっと便利なグルメスポットでもあるのです。
その注目レストランは、カジュアルフレンチの「ダイニング 流(りゅう)」と、和食の粋を堪能できる「日本料理 縁(ゆくり)」。
今回は、旬の旨みを存分に味わえる日本料理をチョイス。東京やその近郊から届く江戸野菜、房総から直送される新鮮魚介などをはじめ、選び抜いた食材が、盛り付けも華やかにテーブルを彩ります。
春のメニューは、ふわとろの「桜海老茶碗蒸し」、まろやかな青豆餡とともにいただく「キングサーモン菜種焼」、そして口の中に旨みがジュワッと広がる「松阪豚塩麹蒸し」など。
どれも上品な美味しさで、しかも満足感ある味わい。また、利き酒師が厳選した日本酒2種付きなどのプランもあるので要チェックです。
そして、新メニューとして評判なのが、手打ち蕎麦。コロナ禍でやむなく営業自粛していた間、料理人さんたちが蕎麦打ちの技を習得したそうで、桜蕎麦、茶蕎麦など、季節を感じさせる一枚が。
小粋な “江戸っ子気分” で、のどごしも心地よい蕎麦をつるつるっと手繰ってディナーを締めくくります。
さて、食後のひとときも館内でゆったり過ごしたいもの。
このたびのリニューアルでは、「リラクゼーションルーム」も新登場。1954年にマッサージチェア日本第一号を開発したこの業界のパイオニア「フジ医療器」の最新マシンを導入し、香しいアロマに包まれて、ヒーリング動画を眺めながら、日頃の疲れを癒やすことができます。
腕、肩、腰、足……。最新マッサージチェアの “技” を体感して、誰もがきっと「このままずっと揉まれていたい!」と思うはず。
さらに、晴れた夜は「ルーフトップテラス」もおすすめ。
黒御影石の石舞台に座って夜風に涼むもよし、寝転んで東京の夜空を眺めるもよし。これまでのホテルとはひと味違う時間を楽しめます。
続いて最後のページでは、ホテルステイの大きな楽しみ、朝食をご紹介!
2022.04.28(木)
文=矢野詔次郎
撮影=鈴木七絵