今から約400年前に、南禅寺の参道沿いに茶店として誕生したという瓢亭。その後、茶懐石の料亭としてのれんを掲げ、現在にいたります。
 南禅寺参道を西へ。茶屋だったころの佇まいを残す瓢亭の玄関
南禅寺参道を西へ。茶屋だったころの佇まいを残す瓢亭の玄関
朝がゆの始まりは明治のはじめ頃。祇園界隈で夜遊びして朝帰りする旦那衆たちが「何か作って」と立ち寄ったことがきっかけなのだとか。
創業当時からの佇まいを残す表玄関の左手から庭へ入り、細い路地を通って茶庭へ。数寄屋造りの建物に身をおいて、ゆったりと窓の外を眺めていると最初のお膳が運ばれてきます。三ツ重ね鉢と八寸です。
 瓢亭で使われるお出汁はすべて鮪節。鰹に比べ、香りがとても穏やか。澄んだ味わいです
瓢亭で使われるお出汁はすべて鮪節。鰹に比べ、香りがとても穏やか。澄んだ味わいです
<次のページ> 窓の外の坪庭を眺めながらの、ぜいたくでおいしいひととき
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- staff
- text:Masako Ito
 photographs:Hideki Sugiyama
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