◆ほりにし

 アウトドアスパイスの火付け役となった「ほりにし」は、和歌山県のアウトドアセレクトショップで働く“堀西さん”が開発したもの。

 200種類以上のサンプルを制作し、和歌山の名産であるみかんの皮を乾燥させた陳皮をはじめ、20種類以上の素材を調合。1年で10万本が売れるという驚異の数字を叩き出しました。

 和風テイストで何にかけても相性がよく、使いどころに困りません。たまごかけごはんにひと振りしても。粒子が大きくてザクザクした食感なのも楽しいところ。

〈ほりにしを使って〉

◆キノコとタコのほりにしアヒージョ

 キャンプ飯で人気のアヒージョも、「ほりにし」があると調理がとっても簡単に。

 食材にまぶし、オリーブオイルの中でぐつぐつ煮込むだけで、オイルに複雑なスパイスの香りが移って本格的なアヒージョになります。

 山盛りにたっぷり入れたキノコがしんなりスキレットに収まったら食べごろ。季節に合わせて旬食材に変えるのも楽しいお料理です。

■材料(1人分)

・ほりにし……小さじ1と1/2
・オリーブオイル……120ml
・キノコ(しめじや舞茸など)……100g
・ブロッコリー……50g
・タコ(茹でたもの)……50g

■作り方

(1) 石づきを取って分けたきのこ類、小房に切ったブロッコリー、ひと口大に切ったタコをボウルに入れ、「ほりにし」をまぶす。

(2) スキレットにオリーブオイルを入れて加熱し、(1)を入れて煮る。

2021.11.08(月)
文=吉川愛歩
撮影=鈴木七絵