「もっとお手軽な料金で旅行を楽しみたい!」 そう思っている人は多いですよね。旅行にかかる三大費用は「移動」「宿泊」「食」ですが、それぞれしっかり下調べをすることがおトクを享受するポイントです。以前に監修したテレビ番組では、まったく同じルートでの国内旅行で数万円の差が出たこともあるんです。
「移動」に関しては、最近はLCC(格安航空会社)利用が気になっているという人も多いでしょう。現在、日本に就航しているのは、ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンなど。ピーチ・アビエーションなら大阪(関西)-福岡が片道3590円~、ジェットスター・ジャパンは東京(成田)-札幌(新千歳)が片道4590円~と、お手頃な価格設定となっています。また、各航空会社で不定期のキャンペーンが行われているため、さらにおトクなプランを利用することもできます。SNSでセール情報を発信しているので、facebookやtwitterでもチェックするとよいでしょう。
値段が安いのがLCCの魅力ですが、大手航空会社と比べると時間が遅れたり、欠航になったりする可能性が高いなど、デメリットもあります。一般の航空会社とは違い、コールセンターでの予約や機内食、座席指定などに別途料金がかかったり、持ち込む荷物の重量に制限や追加料金が発生する航空会社も多かったりするため、予約する際には注意が必要です。ただし、賢く使えば、移動費をかなり安く抑えられるのもたしか。ホームページなどで利用方法をしっかり確認して上手に利用しましょう。
大手航空会社を利用する場合も、たとえばANAの「特割」などを利用するとおトクです。搭乗日の前日や3日前など決められた期間までに予約する、予約変更ができないなどの注意点はありますが、急な旅行の際に私はよく利用していますよ。
飛行機だけではなく、海のLCC(ローコストクルーズ)も最近話題となっています。クルーズは値が張るイメージがありますが、たとえば、パンスタークルーズなら、大阪国際フェリーターミナル-釜山港が往復で20000円~(税金・食事代別途)。そのほかにもいろいろなクルーズ船が就航していますので、旅行にかけられる日数などを考慮しながら、クルーズ船での旅をのんびりと楽しむのもいいかもしれません。
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2013.07.14(日)
text:Yoko Hanawa
photographs:Asami Enomoto / Fotolia