【2021年10月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 アジアの運勢は、吉凶半々といったところです。

 最も安定しているのが、台湾です。

 前述したように、これからのひと月は、星が象徴する外交手腕を発揮し、ポジションの安定をはかるチャンスが訪れます。

 経済的な発展も期待できるでしょう。特に好調なのが国内旅行です。

 ただ、隣り合う武曲星と七殺星にある凶星の影響を受けるため、新型コロナウイルスの流入を完全に防ぐことは難しく、警戒心を解くことはできません。ですが、コロナの影響を最小限にとどめ、人々は各地への旅を楽しむことができそうです。

 最も心配なのが、東南アジア=太陽星です。陀羅と喪門という凶星があるうえ、巨門星=ロシアからの悪影響も及ぶひと月です。

 考えられるのは、やはり新型コロナの感染拡大の深刻化でしょう。世界中が一進一退を繰り返し、どの国も落ち着かない状況ですが、東南アジアは、悪化の傾向が予想されます。

 また、ロシアの運勢の影響を受け、東南アジアの各国内でも政治的紛争が勃発し、社会情勢が悪くなる可能性も。試練続きの10月となるかもしれません。

 日本と韓国=七殺星には、陰煞と天哭という凶星が入ります。

 陰煞は疫病、天哭は悲しい出来事を示唆。現実に鑑みれば、残念ながら、両国とも新型コロナウイルスによる苦難に見舞われると考えざるを得ません。

 天哭は、天災などの不可抗力なものだけでなく、人災的な事件をも意味します。日本と韓国の現状は、人災といえる側面があるように見えます。

 人々が一致団結して、不要不急の外出を控えるなど、皆が他人と自分を大切にする心を持って行動することで、変えていけることがあるように思えます。

 まずは、これからのひと月、皆が協力し合っていくことを願います。

 そして、吉星を伴う天同星=台湾の運気が少しでも日本と韓国に届き、天からの守護に恵まれますように。

2021.09.30(木)
文=堀 由美子