「詐欺の子」(2019年)

実話をもとに社会の闇をリアルに描く

 振り込め詐欺の「受け子」や「かけ子」になってしまった少年たち。その実態を徹底取材しドラマ化。

 責任を取らされる「搾取される側」と責任から逃れ続ける「搾取する側」という現在の社会構造を、ドキュメンタリーパートを交えて生々しく描いている。

「心の傷を癒すということ」(2020年)

医師役の柄本佑が被災者に優しく寄り添う

 阪神・淡路大震災の際、被災者の心のケアに奮闘した実在の精神科医をモデルに、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」を描く。

 彼の被災者への態度同様、優しく丁寧に寄り添い続けるようなドラマ。これぞ、真正面のザ・NHKドラマという濃密さ。

「岸辺露伴は動かない」(2020年)

あの奇妙な世界観を完全再現

 荒木飛呂彦の独特な美意識に貫かれた奇想天外な原作の世界観を、こだわりぬかれた美術や演出と小林靖子による脚本で見事に再現。

 主演の高橋一生を筆頭に役者陣もハマリ役ばかり。違和感丸出しのキャラクターを違和感なく演じていた。続編も決定!

以上の作品はNHKオンデマンドで配信中

https://www.nhk-ondemand.jp/#/0/

2021.09.08(水)
Text=TV No Sukima

CREA 2021年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

明日のためのエンタメリスト

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CREA9月発売号は「エンタメ」特集。家に籠る時間が長くなって、あらためて“エンタメ”の力に気づいた人は多いのではないでしょうか。疲れた時こそ、観て、聴いて、読む。心身どっぷり浸ってもいいし、何も考えず笑うだけでもいい。ドラマ、映画、ラジオ、舞台、本、マンガを中心に、明日への活力となるリストをお届けします。