美しく見えない理由
棚板の幅がそろっていない
単行本、文庫、雑誌など、それぞれの本のサイズに合わせて棚板の幅を替えているが、それが美しさを損なう原因になっている。「離れたところから本棚全体を眺めたときには、棚板の幅がバラバラだとアンバランスに見えるんです」
本を前後や上下に重ねている
本棚の奥行きが広かったり、棚板の高さに余裕がある場合には、空いているスペースが勿体なくて前後や上下に本を重ねがち。「ごちゃごちゃ散らかって見えます。本はギューギューに詰めず、ゆとりを持たせて並べましょう」
飾っているのか一時置きなのかわからない小物がある
文房具やキャラクターグッズなどは、本の隙間に無造作に置かれがち。このお宅の場合には花用霧吹きまであった。「花があるのに、この状態だと、飾っているのか、一時的に置いているだけなのかわかりません」
本以外のアイテムが混ざっている
DVDやCD、バインダーなどが、本と並ぶ。「サイズやカテゴリーの違うものが混ざると、雑然として見えます。ジャンルごとに分けて収納するのが鉄則です」
2011.08.23(火)
text:Yuko Takakura
photographs:Atsushi Hashimoto