片思いをされている妄想ができる3曲
面と向かって褒められるのもいいが、自分の知らないところで褒められる、愛される、という設定もワクワクする。ということで、郷ひろみに熱烈に片思いされている気分になる曲をご紹介。当たり前ながらヘッドフォン推奨。
●若さのカタルシス(1980年/作詞:阿木燿子 作曲:都倉俊一)
一編の恋愛小説、ロマンの詰め合わせのような超名曲! 特に動画で見ると、激しい振り付けを踊らない郷ひろみが逆にエモさ100倍。
秋、夕焼けが美しい時間に聴くと、あなたを想い、切なくため息をついている誰かの横顔が幻覚で見えてくる……。覚悟して聴こう。
●哀愁のカサブランカ(1982年/作詞・作曲:B. Higgins, S. Limbo, J. Healy/日本語詞:山川啓介)
バーティ・ヒギンズのカバー。「哀しみの黒い瞳」といい、洋楽をカバーする郷ひろみは、憂いある色気が爆発する。
「私はハリウッドスター」と妄想のグレードを引き上げ、別れを言わず姿を消す、そんなストーリーに酔おう。ワインが進むので、休日の前夜の視聴がオススメである。
●言えないよ(1994年/作詞:康珍化 作曲:都志見隆)
郷ひろみは愛をロマンティックに語り、甘えるだけではない。
「好き過ぎて言葉にできない」純愛系も多くあり、ギャップがたまらない! モテモテの友人にコッソリ本命視されているのだが、こちらは全然気づいていない……という胸キュンな錯覚が味わえる。
2021.09.05(日)
文=田中 稲