「いつ、やせにくいと感じるようになったか」という問いで、圧倒的多数の女性が口を揃えるのが30代。
それは科学的にも正しい? 正しいのであれば、アラサー期という分岐点にいるCREA世代はどうすればいい?
各分野の専門家がその疑問に回答。さらに、やせにくい体→やせる体にチェンジするコツも伝授します!
ハイヒールや長時間のデスクワーク……
その姿勢のくずれが働く女を太らせていた
「仕事に家事に忙しい日々の中、貴重な時間を運動に費やすのですから、最短距離で最大限の効果を狙いたい。そのために真っ先に取り組むべきは、姿勢の改善です!」。
トップアスリートから一般人まで目的に合わせたトレーニングが受けられるR-body projectのアスレティックトレーナー松野慶之さんは、そう断言する。
「姿勢がくずれると筋肉の活動量が減り、おのずと1日のエネルギー消費量も下がります。正しい姿勢の人と比べると、同じ運動をしても効果が出にくいですし、何より、姿勢が悪いとそれだけでもプロポーションが悪く見えますよね」。
悪い姿勢には百害あって一利なし。しかし、現代を生きる女性は正しい姿勢を保つのもひと苦労だ。
「社会人になり、当たり前に続けてきた生活スタイルが姿勢のくずれを招いていることも多いのです。たとえば、パソコンやスマホの操作を長時間続けていると、前かがみで肩甲骨が外側に開いた猫背の姿勢になりやすい。見た目には美しいハイヒールも、その不安定さをカバーするために体が無意識にバランスをとった結果、お腹とお尻が突き出た反り腰の姿勢になってしまいます」。
猫背と反り腰。この2つが、姿勢改善のためのキーワード。
「自分がどちらのタイプかを見極めて、適切なストレッチとトレーニングを組み合わせれば、より早く正しい姿勢に近づけます。こちらで紹介した姿勢改善のためのエクササイズは、1回2分もあればできてしまうので、朝でも夜でも思い出した時に実践してください」。
理想的な姿勢に近づくにつれ、体はどんどんやせ体質へと変化!
「姿勢がよくなると、必要な筋肉が正しく働くため、お腹やお尻など気になる部分が徐々に目立たなくなります。また、日常的に正しい姿勢を意識することで全身の筋肉が鍛えられて代謝もアップ。そうなれば、自然とやせやすい体が手に入りますよ」。
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2013.05.27(月)