海外旅行が難しい今は、日本の魅力を深掘りする、またとないチャンスです。そこで47都道府県の「日本にしかない風景」をリサーチ。
そこには、まだまだ知らない日本の姿がありました。
今回は、CREA編集部員が選ぶ、石川県の春の風景4選を紹介します。この先の旅の候補地に加えてみませんか?
◆木場潟公園
加賀平野の中心部、小松市にある、面積114ヘクタールの湖、木場潟。その木場潟を中心に、ぐるりと取り巻くように整備された公園で、北園地、南園地、西園地、中央園地の4つの園地からなる。
各園地は1周6.4キロの園路で結ばれ、ウォーキングを楽しめる人気のスポットだ。
春になると、北園地から中央園地、舟小屋までの園路沿いに1,700本の桜が咲き誇り、白山と桜並木が、湖に抱かれるように映り込む様はまさに絶景。
全国に湖に桜が映り込む「逆さ桜」の名所はたくさんあるけれど、こちらではとびきりスケールの大きい「逆さ桜」を楽しめる。
木場潟公園(きばがたこうえん)
所在地 石川県小松市三谷町ら之部58
https://kibagata.com/
◆兼六園のカキツバタ
石川県が誇る日本庭園、兼六園は、国の特別名勝に指定されている庭園で、岡山の後楽園、水戸の偕楽園と共に「日本三名園」のひとつと称されている。
広さは約11.4ヘクタールにもわたり、四季折々の花が楽しめる。
桜の季節の後、例年5月中旬頃には、水辺に鮮やかな紫色のカキツバタが咲き始め、新緑のグリーンとのコントラストが見事。
なかでも定期的に開催されるライトアップ時のカキツバタの姿は艶やかで美しく、必見だ。
兼六園のカキツバタ(けんろくえんのカキツバタ)
所在地 石川県金沢市兼六町1
https://kenrokuen.or.jp/
2021.04.02(金)
文=CREA編集部