白菜滷(白菜の煮込み)の再現レシピ

 お粥の副菜としてもぴったりな、白菜の煮込み料理のレシピもご紹介。電鍋の得意技「同時料理」を用いて作ります。

 付属の内鍋以外にも、耐熱性のものであればお皿などを使って調理が出来るのも電鍋の魅力。今回は、直径20センチ(取っ手含む)のココット鍋の上に少し深みのある耐熱皿を重ねて調理しました。

■材料<2人分>

・白菜:1/8個(約300g)
・干ししいたけ:4個
・干しエビ:大さじ1
・ニンニク:1かけ
・生姜:1切れ
・片栗粉:小さじ2
・ごま油:少々
・塩:適量

(A)
・酒:大さじ1
・顆粒だし:小さじ1/2
・きび砂糖:小さじ1/2
・薄口醤油:小さじ1

■事前準備

・干ししいたけはぬるま湯で戻しておく。

■作り方

(1) 白菜は2センチ幅に切り、片栗粉を全体にまぶす。

(2) 干ししいたけはスライス、ニンニク、生姜はみじん切りにする。

(3) フライパンに油(分量外)を引き、ニンニク、生姜、干しエビを香りが出るまで炒め、干ししいたけを加え、さっと炒める。

(4) 耐熱皿に白菜を3/4入れ、炒めた(3)をのせる。Aの調味料をかけ、残りの白菜を上にかぶせる。

(5) 電鍋にセットし、外鍋に1.5カップの水を入れてスイッチを入れる。
※重ねて調理する場合は、下の容器の上に割り箸を置き、その上に2段目を重ねると全体に蒸気が回ります

(6) スイッチが上がったら完成。全体を混ぜ、お好みで塩で味を整え、仕上げにごま油で香りをつける。

(7) 完成! お粥と一緒にどうぞ。

電鍋を使わない場合の調理方法

(1) 電鍋での作り方(1)~(3)までの工程は同じ。ただし、白菜に片栗粉はまぶさない。

(2) 二ンニク、生姜、干しエビ、干ししいたけを炒めたのものに白菜を加え、さらに軽く炒めたら、水100㏄(分量外)とAの調味料を加え、白菜が好みの固さになるまで弱火で煮込む。

(3) 片栗粉を少量の水(分量外)で溶かし、(2)をかき混ぜながら入れてとろみをつける。

(4) お好みで塩で味を整え、仕上げにごま油で香りをつけて完成。

●レシピを教えてくれたのは……
コバシイケ子さん

調理師・栄養士の資格を持つ台湾ブロガー。2020年に著書『台北ぐるぐるバスの旅 食べまくり!』(小学館)を出版。2011年の台湾への初訪台から年数回ペースでの渡航と、約3年間の台湾滞在を経て、現在は日本で活動。
ブログ:https://taiwanikeko.officialblog.jp/
Instagram:@taiwanikeko

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会うかたから「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げ、おかげさまで10年を超えました。現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

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2021.04.06(火)
文=矢作晃之
レシピ・写真提供=コバシイケ子