台湾の開運料理「年菜」を使った電鍋レシピ
台湾の万能調理器具「電鍋」を使って作る、縁起のいい年菜レシピ。
前回は、清蒸比目魚桔醤(蒸し魚のオレンジソース)を紹介しましたが、今回は養生鶏湯(台湾風鶏まるごと一羽入り薬膳スープ)です。
電鍋がない場合の作り方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
養生鶏湯(台湾風鶏まるごと一羽入り薬膳スープ)のレシピ
鶏一羽を豪快に入れて蒸し煮することで、鶏の旨みがたっぷりと含まれたスープとなり、美容にも健康にもいい仕上がりとなります。
体を温めてくれる食材や薬膳料理などにも使われる食材が一緒に煮こまれることにより、台湾では元気になれるメニューとしても知られています。
味の仕上がりは甘めですが、天然の甘さなのでそこまで気になるほどではありません。最後に少し具材とスープを残して、台湾麺線(なければ日本のそうめん)を乾麺のまま入れて再加熱(電鍋であれば半カップ、別の方法での加熱であれば茹で時間に合わせて2~3分)すると、煮込みそうめんのような〆の味もお楽しみいただけます。
■使用する年菜
・大根
・長年菜
・鶏(一羽)
・リンゴ
・ピーナッツ
※それぞれの年菜の意味は先月の記事で確認を!
■材料
・鶏(1.3キロくらいの鍋に入るサイズ):一羽 ※丸鶏が手に入らなければ骨つき鶏肉であればOK。鶏の旨みが重要なので骨付きはマストで
・大棗:4個 ※日本で手に入るナツメでOK。大きいサイズがなければ普通サイズで
・枸杞:大さじ1 ※日本で手に入るクコの実でOK
・蓮の実:10個くらい
・乾燥百合根:大さじ3 ※日本で手に入る生の百合根、またはナシでもOK
・ドライいちじく(小):5個
・リンゴ:1/4個
・大根:5センチほど
・ピーナッツ:10粒
・大芥菜(からし菜):3枚くらい ※日本で手に入るほうれん草でOK
・米酒:50cc ※日本で手に入る米焼酎でOK
・塩:適量
■事前準備
(1) 鶏肉はお腹の中をよく掃除します。
(2) リンゴは皮を洗い、皮付きのまま食べやすい大きさに切っておきます。
(3) 大根は厚めに皮を剥き、食べやすい大きさに切り、下茹でしておきます。※電鍋がない場合は、大根を水から入れて、沸騰するまで茹でてください
(4) からし菜も下茹でしておきます。※電鍋がない場合は、沸騰したお湯に入れて5分ほど茹でてください
2021.03.25(木)
文・撮影=矢作晃之