日本でも人気上昇中の台湾の万能調理器具「電鍋」を使って、私、矢作お気に入りの台湾料理店のメニュー4皿を電鍋で作るレシピを、2回にわけてお届け。

第一弾 さつまいものお粥と白菜の煮込みのレシピ


 第二弾は、ふわふわの生地に角煮などを挟んでいただく、台湾ではハンバーガー的存在のB級グルメ「割包」(クワパオ)。

 割包の人気店「藍家割包」の味を再現したレシピをご紹介します。

台湾バーガーの人気店「藍家割包」

 藍家割包の割包は、ふかふかの生地にじっくり煮込まれた豚の角煮と、さらにパクチーや高菜の漬け物、ピーナッツパウダーを入れてアクセントをつけた、台湾らしい仕上りの一品。

 再現レシピを考案してくれたのは、台湾ブロガーのコバシイケ子さん。

「藍家割包は大好きすぎて何度も足を運んだお店。ふかふかの生地に挟むのはほぐした角煮です。

 いろんな種類の割包がありますが、なかでも『綜合割包』はお肉ととろとろになった脂を半分ずつ挟むことで、角煮そのもので食べるよりも食べやすく、絶妙な味のバランスが楽しめます。

 今回は、このお気に入りメニュー、綜合割包の再現レシピをご紹介します。

 電鍋で生地を蒸すときは、途中で少しだけ蓋を開けるのがポイント。こうすることで生地に皺ができずに綺麗に仕上がりますよ。

 角煮は、スイッチを入れた後は途中で蓋を開けず、2回にわけて加熱することでじっくり煮込んでいきます。

 ごま油で炒めた高菜と砂糖を混ぜたピーナッツパウダー、パクチーをそれぞれたっぷりトッピングすることで、よりお店の味に近づきますよ」(コバシイケ子さん)

藍家割包

所在地 台北市羅斯福路三段316巷8弄3號
電話番号 02-2368-2060
営業時間 11:00~23:00
アクセス MRT松山新店線公館駅出口4から徒歩約4分

2021.04.21(水)
文・撮影=矢作晃之
レシピ・写真提供=コバシイケ子