こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 このところ、マスク生活も当たり前になってきましたが、皆さまはメイクをどうされてますか? 私は、マスクで各難点がカバーされるのをいいことに、ノーメイクで過ごしがちです。が、その結果、印象が暗くなり、陰気に見えてしまいます。

 そこで、マスクをつけていても華やかに見えるアイメイクのコツを人気ブランドRMKのアーティストさんに教わりました。

●コンシーラー使いがマスク時代のメイクのキモ

 教えてくれたのは、RMKの人気メイクアップアーティスト・佐々木理(あや)さん。

 パリコレや東京コレクションのバックステージや、多くの美容誌・女性誌のメイクページで活躍している信頼の置ける人気アーティストです。

「マスク姿の印象を簡単に明るくしたいなら、まずはファンデーションを塗ることです。マスクのかかる部分に塗らなくても、目の下辺りから額にかけてきちんと塗るだけで、印象はかなり明るくなります。また、ファンデーションを塗らない場合にオススメしたいのが、コンシーラー。

 目の下とまぶた全体に使うと、目元の明るさがぐんとアップします。その後のアイシャドウのノリや発色もよくなりますし、コンシーラーを使うのは、本当にオススメです。もちろん、ファンデーションの上に重ねて使うのも効果的です」(佐々木さん、以下・同)

 なるほど。

 ファンデを塗らないから、くすみがカバーされずに、一層暗い印象になっていたのですね。

 リップやチークで赤みを出せないせいかと思っていましたが、それだけではなかったようです。

 とはいえ、マスクを汚したくないので、ちょっとした外出程度なら、ファンデを塗らない気がします。そこで、コンシーラーだけで明るさを演出する方法を教わりました。

「コンシーラーの選びかたは、薄膜で使いやすく、見た目も付け心地も潤い感をアップさせてくれるものがオススメです。RMKのリキッドコンシーラーは5色。肌色やクマの色味によって、選んだり使い分けたりしてください。

 にらさわさんのはクマと言うよりも、色が白くて血管が透けて見えるタイプです。そんな方には、ピンクやオレンジ系のコンシーラーがオススメです。下地もピンク・オレンジ系を使うと、顔色がアップしますよ。

 ちなみに、茶グマの方にはイエロー系、青いクマの方にはピンク・オレンジ系がオススメです」

「潤い感をアップさせてくれるコンシーラーを選んだら、気になる部分を中心に乗せ、指の腹でしっかりとなじませましょう」

 塗る場所は、目の下のクマゾーンと、まぶた全体。

 歌舞伎の隈取りレベルの範囲に、大胆に使います。

 私の普段の感覚からすると結構多量に使ったのですが、その後、よれたりシワになったりせず、むしろ潤い感が増した印象を受けました。

「これだけでも十分明るい目元は作れますが、更に明るい色のコンシーラーと2色使いしてハイライトとして使うのもオススメです」

2020.10.25(日)
文=にらさわあきこ
写真=平松市聖
写真提供:RMK