黒い花が主役のテーブルアレンジ

 では、早速テーブルアレンジのやり方をご紹介していきます。

 テーブルの大きさに合わせて、水を入れたコップ3~5つを、テーブルの真ん中に横に並べます。端を低いグラスにするとバランスよく仕上がりますよ。

 花材は長いもの、中くらいのもの、短いものとバランスよくカットし、コップに挿していきます。アイビーなどのつる物をコップをつなげるようにして挿すと全体として長いアレンジに見えますよ。

 最後に余ったトウガラシの実の部分だけを切って、コップの周りに飾って完成です!

 初心者でも簡単にできるので、ぜひ作って飾ってみてください。

ファッションも花も楽しんだもの勝ち!

 今回の黒い花のように、ファッションのトレンドには、花に取り入れられるものが沢山あります。

 例えば、レザー調、光沢、ベルベットなどの質感。モダンやクラシック、〇〇年代などの時代感。スリムやスキニー、オーバーなどのサイズ感。地中海やアジア、オーストラリアなどの地域性。

 花にも同じように、さまざまな色、質感、時代、サイズ、原産国があります。どんな花を選ぼうか迷ったら、ファッションの流行の各要素を少し取り入れてみてはいかがでしょうか?

 ココ・シャネルはたくさんの名言を残したことで有名ですが、その中に「人生は一度きり。だから楽しむべきよ」という言葉があります。ファッションも花も楽しんだもの勝ちなのかもしれません。

佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。テレビ、ラジオ出演のほか伊勢丹メンズ館のディスプレイ装飾など幅広く活躍中。

Column

新しい私を、花と。
Playful Flower Life!

花を買って家に飾る、それだけでも十分に豊かな時間を過ごせるけど、花の楽しみ方はノールール。今まで知らなかった新しい花との付き合い方を、フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんがお届け。もっと自由に花と触れ合って、プレイフルな日々を楽しもう。

 

2020.10.08(木)
文=佐藤俊輔