日本一煮干を追求した “ニボい！”ラーメン
◆すごい煮干ラーメン凪 「すごい煮干ラーメン」
2004年、新宿歌舞伎町・ゴールデン街の一角からスタートした「すごい煮干ラーメン凪」。4坪8席、週に一度の間借り営業にもかかわらず、口コミで評判が広がり、いつしか100人以上の行列ができる人気店に。
365日、毎日の日替わりラーメンなどで味の研究を積み重ね、ついにたどり着いたのが、煮干をそのままかじるような強烈な煮干ラーメンです。
仕入れる煮干は、毎月6トン以上。瀬戸内の伊吹島をはじめ、全国各地の生産地に足を運び、産地である海や加工場などを体感し、生産者に学びながらよりすぐったもの。
ラーメン1杯に20種類以上、60グラムもの煮干が、その時期に合わせた最良の組み合わせで使われています。
麺は、多加水でモチモチした食感が特徴の手もみちぢれ麺「煮干麺」と、超幅広でつるりとしたシルキーな舌触りが特徴の「いったん麺」。
スープには、創業時から継ぎ足しされた秘伝タレに漬け込み、80度のまま8時間煮込んだ「三元豚のチャーシュー」や、味のしみたメンマも入っています。
お好みで、鰮唐華タレ(イワシのエキスに数十種類のスパイスを合わせ、数日間寝かせたピリ辛の旨みダレ)を溶いて食べると、よりパンチの効いた味わいに。
「凪のダイナミズムが堪能できる、ごちそうラーメン！ スープ、麺、チャーシュー、すべて大満足の一杯です。」(伊藤裕香さん)
ラーメン凪
［東京都］
◎推薦人
［バー「Gatito」オーナー＆ライター］伊藤裕香さん
2020.09.13(日)
文＝伊藤由起
撮影＝釜谷洋史
