表参道の人気サロン「Of HAIR(オブ ヘア)表参道店」で、2週間分の指名予約が1分で埋まる小西恭平さん。

 Instagram&Tik Tokフォロワーは27万人超えの小西さんの著書『あなたは髪を切らなくても変われる』より、セルフテクニックを大公開。

 「自宅でサロン級のセルフテクニック」で新しい自分を発見しませんか?


月イチで 美容室に行かなくたっていい

 美容師の僕が言うのもなんですが、髪を切りに美容室に来店したお客様に、髪を切らずにお帰りいただくこともたくさんあります。お客様のなりたい像やご要望を聞いて、髪を切らなくてもできると判断したら、やみくもには切らない。

 せっかくご来店いただいたところたいへん申し訳ないのですが、だって切らないほうがかわいいのですから。

 そのお客様にはカウンセリングだけさせてもらって、自宅でできるお手入れのテクニックやスタイリング方法をお伝えし、また2〜3カ月後に来てくださいねと伝えます。

 印象が劇的に変わるわけではないけど、今よりは絶対かわいくなれるテクニックをお客様に説明し、納得していただく。長さを変えない別の方法でも、「かわいい」を作ることができればいいのではないかと僕は思うのです。

 しかし、世間一般的には「定期的に」美容室に行くことが当たり前ですね。少ない方で2〜3カ月に1回、もしかしたら「月に1回は美容室に行く」と決めている方が多いかもしれませんが、僕は儀式的になっているそのタイミングに必ずしもしばられなくていいと思っています。

 たしかに美容室に行く頻度が高ければ高いほど、髪の美しさが保てるのは事実です。芸能人やモデルなど、人から見られる職業の方々は月1回くらいのペースで行ったほうがいいと思いますが、これはかなりイレギュラー。

 そうでなければ、月イチで行く必要性は感じません。それよりも、いいシャンプーを買ったりほかの美容にまわしたり、別のところにお金と時間をかけたほうがいいと僕は考えています。

丸顔を活かして、育ちのよさを演出

【お悩み】 顔が丸い、髪が広がる。
【ご要望】 丸顔を隠してスッキリしたい。

 話を聞くと、ヘアクリームをまったくつけていないことが判明。そこで少しだけ毛量を減らし、横のボリュームを押さえるようにヘアクリームをつけました。

 ヘアクリームで髪のボリュームがダウンすると、丸顔もタイトな印象になります。前髪も7:3の流し前髪に分け方を変更。右目上にできた小さな三角形が輪郭を引き締めてくれています。

横顔を全開にしたら、顔やせした

【お悩み】面長に見える。
【ご要望】ガーリーなスタイル。

 顔型はきれいな逆三角形ですが、頭のトップが張っているため、面長に見えていました。

 もともと横に広がりのあるワイドバングでしたが、さらに前髪の幅を切り広げました。また、顔の両サイドに髪が落ちていると縦長(たてなが)感が出るので、片側を耳にかけて、奥行きを出しました。

 小さな変化ですが、与える印象は全然違います。シャープなあごのラインが魅力的なかわいらしいスタイルになりました。

『あなたは髪を切らなくても変われる』

著 小西恭平

» 購入する(Amazonへリンク)

小西恭平(こにし きょうへい)

1988年生まれ。東京都出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、美容師として人気ヘアサロン「Of HAIR(オブヘア)」に入社。現在、表参道店にてディレクターを務める。月間新規指名客数400人以上。全店総指名数、売り上げNo.1。新規客の予約が1日100件入ったこともある。ライフスタイルに合うシルエットと再現性の高いカット技術に定評があるInstagram、TikTokによる高い発信力を持ち、国内外の女性から圧倒的な支持を集める。特に「印象の違い」と題した投稿が人気。
Instagram:@kyohei_konishi TikTok:@kyohei1120koni