表参道の人気サロン「Of HAIR(オブヘア)表参道店」で、2週間分の指名予約が1分で埋まる小西恭平さん。

 Instagram&Tik Tokフォロワーは27万人超えの小西さんの著書『あなたは髪を切らなくても変われる』より、セルフテクニックを大公開。

 自宅でサロン級のセルフテクニックで新しい自分を発見しませんか?


目の高さを分け目の基準にする

 前髪を作るとき、じつは目の高さも気にすべきポイントです。目の高さって? と思った方、試しに鏡を見て地面と水平にペンを持ち、目に当ててみてください。

 どうです? どちらかの目の位置が高いはずです。じつは、ほとんどの人の目は左右対称ではなく、どちらかが必ず下がっています。たまに左右対称な方もいますが、本当にまれなケース。この目の位置の高さと分け目が食い違っていることが、なんとなく前髪が決まらない原因だったりします。

 前髪に分け目をつくって流し前髪にするときは特に、目の高さを気にしたほうが、いい感じの前髪を作ることができます。

 分け目を作るときは、目が高いほうに分け目を持ってくるのが鉄則です。目が低いほうに分け目をもってきてしまうと、目がもっと下がって見えてしまうし、何より前髪が伸びて目にかかってしまうのが早くなってしまいます。 

 なかにはまゆの位置を気にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの場合、目の高さに合わせてまゆも上がっています。したがって目とまゆはセットで考えていただいて大丈夫。

 まずは自分の目の位置を確認するところから始めましょう。

一重、二重、奥二重と前髪の関係

 お客様と話していてよく話題にのぼるのは、「目元の種類」と前髪の関係について。目の種類は、一重、二重、奥二重の3つに大きく分けられますが、このなかでもっとも憧れられるのはぱっちり二重でしょうか。

 みなさんが「かわいいな〜」と思う芸能人やモデルさんのほとんどが二重まぶただからかもしれないですね。たしかに二重の方は似合う前髪の幅も広いのですが、だからといって僕は決して一重や奥二重がよくないとは思いません。

 例えば、一重や奥二重の人で大人っぽい印象になりたかったら、分け目を作り、流し前髪にするのがおすすめです。

 二重まぶたの人のように顔が出せないかと言われたらそうではなく、センターパートで分けるとかえってバランスよく、ミステリアスな雰囲気が魅力的だったりします。二重じゃないからといって、“かわいい”をあきらめる必要はまったくないのです。

あなたは髪を切らなくても変われる

著 小西恭平

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小西恭平(こにし きょうへい)

1988年生まれ。東京都出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、美容師として人気ヘアサロン「Of HAIR(オブヘア)」に入社。現在、表参道店にてディレクターを務める。月間新規指名客数400人以上。全店総指名数、売り上げNo.1。新規客の予約が1日100件入ったこともある。ライフスタイルに合うシルエットと再現性の高いカット技術に定評があるInstagram、TikTokによる高い発信力を持ち、国内外の女性から圧倒的な支持を集める。特に「印象の違い」と題した投稿が人気。
Instagram:@kyohei_konishi TikTok:@kyohei1120koni