京都滞在中に、ゆっくり迎える朝。「さて、今日はどこで朝ごはんを食べようかな?」なんて考える時間はとても楽しいものです。そんな時、まっ先に思い浮かぶのが、ここ京都大学近くの進々堂です。

京都大学北門前の道路を渡ってすぐ

 詩人でもあった創業者の続木斉(つづき・ひとし)さんは、フランスパンの修業のために渡仏。パリの学生街、カルチェラタンのカフェで目にしたのは、学生たちがパンを食べ、コーヒーを飲みながら討論をし、カフェをまるで教室のように使っている姿でした。

 帰国後、あの学生街の雰囲気を京都にも……との想いから、京大の前にパン店を開いたのが昭和5年のことだったとか。その翌年には喫茶もオープン。以来80年近くに渡り、ここで営業を続けていらっしゃいます。現在の店主、川口聡さんは4代目。創業者のひ孫にあたるのだそうです。

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2013.02.01(金)
text:Masako Ito
photographs:Hideki Sugiyama