愛娘が父を綴ったエッセイ
『藤沢周平 父の周辺』
“「普通が一番」、父がいつも言っていた言葉です。”
【本のポイント】
「作家・藤沢周平さんの愛娘が父について綴ったエッセイ集。これは、若い頃に肺病で教師の道を閉ざされ、妻にも先立たれるというどん底を味わったからこその言葉で、家族と日常の暮らしを大切にしていた、作家の姿勢が伝わってきます」(担当編集)
【あらすじ】
生涯、「普通が一番」と言い続けた父。駄洒落で明るく夫を支えた母。没後13年、何気ない日常、家族の思い出を、ひとり娘が愛情をこめて綴ったエッセイ集。
藤沢周平 父の周辺
著者 遠藤展子
文春文庫 750円
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不安な世界を温かく癒すのは優しく強い言葉
2020.05.28(木)
文・撮影=文藝春秋
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