鋭い眼光を武器に、クセの強いキャラを中心に演じ、着実に実力を付けてきた清水尋也が、こちらのコーナーに4年ぶりの登場。

 最新出演作『ホットギミック ガールミーツボーイ』で、これまで体験したことのなかった監督の演出について語る。

18歳にして、ドラマ初主演

――2018年にはドラマ「anone」に出演し、広瀬すずさんとの再共演。難病を患う青年を演じ、その演技力が高く評価されました。

 当時の僕がTVドラマに出ること自体珍しかったんですが、事務所を移籍して、まずはいろんな人に知ってもらいたいと思っていたところ、ちょうどオーディションの機会を得て、選んでいただきました。

 女優として尊敬しているすずと、また共演することのプレッシャーもありましたが、新人賞(第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞)として、形に残る評価をしていただけて有難かったです。

――そして、その年には学生投資家を演じた「インベスターZ」でドラマ初主演されます。

 主演ドラマに関しては、もちろんいつか一度はやってみたい気持ちもありながら、どこかでそれはタイミングだと思っていました。

 ただ、有難いことに思っていたより早かったですね。周りのキャストさんの方が年上で、みなさんに支えてもらいながら、先輩の胸を借りる想いでやらせてもらいました。

 自分にとって、ターニングポイントでもある大事な作品になりました。

2019.07.12(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘