自分で満足できる
芝居をしたい
――4年前、“山田孝之さんのようなコメディでもシリアスでも、存在感ある演技ができる魅力的な役者”を目指されていましたが、現在の心境的にはそこに近づけましたか?
最近思うのは、他人が見た評価はもちろん大事ですが、自分で満足できるお芝居をしたいですね。
ただ、それによって成長は止まってしまう可能性もあるので、そこは矛盾に感じています。
あと、最近20歳になったのですが、これから下の世代が出てくるなか、「清水尋也に憧れて、この世界に入りました!」というコが出てきたら嬉しいですね!
清水尋也(しみず・ひろや)
1999年6月9日生まれ。東京都出身。2014年の中島哲也監督作『渇き。』、2015年の成島出監督作『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』で注目を集める。2018年、ドラマ「anone」で、第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞。「インベスターZ」ではドラマ初主演を務めた。現在、映画『貞子』、『パラレルワールド・ラブストーリー』が公開中。待機作に、「サギデカ」(NHK/2019年8月31日~放送予定)、映画『甘いお酒でうがい』(2020年公開予定)等がある。
『ホットギミック ガールミーツボーイ』
ごく普通の家庭で暮らす平凡な女子高生・初(堀未央奈)は、幼馴染みで、昔から憧れの存在だった梓(板垣瑞生)と再会。また、同じマンションに住む口の悪い亮輝(清水尋也)や、ある秘密を持つ兄の凌(間宮祥太朗)といった、3人の男性との間で、心が揺れ動いていく。
2019年6月28日(金)より全国公開中
http://www.hotgimmick-movie.com/
(C)相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会
くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。
Column
厳選「いい男」大図鑑
映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。
2019.07.12(金)
文=くれい響
撮影=佐藤 亘