ネクストブレイク必至の若手俳優が迫力のバンド・パフォーマンスを魅せる『JK☆ROCK』で、映画初主演を果たした福山翔大。その端正なルックスと演技力で注目を集める彼が抱えている熱い想いとは?

中3にして
自身で俳優養成所の門を叩く

――幼少時代の夢は?

 最初に観た映画が『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』だったので、ウルトラマンでした。それと空手を小1~中1まで、剣道は小5から中3まで習っていたこともあり、ジャッキー・チェンか、ブルース・リーになりたいと(笑)。さすがにそれはムリだったので、その後は近所にいたカッコいい大工さん、そしてK-1ファイターでした。

――その後、俳優を目指したきっかけは?

 週末、父親がよく映画館に連れて行ってくれたので、いつの間にか俳優という職業に憧れを持つようになりました。それで『蛇にピアス』を観たことで、高良健吾さんにハマったこともあり、中3ぐらいのとき、自分で地元・福岡にある俳優養成所を探しました。そこに所属していたときに『クローズEXPLODE』のオーディションを受けて、今の事務所(トライストーン・エンタテイメント)に入ることになりました。

――初現場だった『クローズEXPLODE』の撮影時の想い出は?

 当時の僕はやる気はあっても、心と体がついていかないというか、殺陣のアクションをなかなか覚えられなかったんです。「帰れ!」と、めちゃくちゃ怒られるなかで、「なにくそ!」と自分なりに頑張っていたと思います。

2019.04.05(金)
文=くれい響
写真=白澤 正
ヘアメイク=佐々木篤(GLUECHU)
スタイリスト=Stylist JOE(JOE TOKYO)