伝統にのっとった一升餅も背負わせました

 最初はやるつもりのなかった「一升餅」も、1歳の誕生日を目前に一人ですっくと立ち上がり、小さな一歩が出たので、急きょ頼むことに。

 一升餅とは一歳の誕生日に子供に背負わせるお餅で、これまで無事に成長したことをお祝いし、これからも健やかに育つことを祈る伝統的行事。地方によっては一生餅などというところもあるようです。

丸餅が一般的なようですが、今回六本木・青野で注文したところ、出来上がりは楕円形でした

 2キロ近くある巨大なお餅は1歳児にとってはとても重いので、背負って歩くのは至難の業。這い這いさせるのが一般的で、重さに耐えかねて泣くと良い(なまはげ、みたいなもの?)という話もあるようです。

 息子も予想通り、ひっくりかえって大泣き。とても写真を撮るどころの騒ぎではありませんでした……。

 最初はこんな大きなお餅を一瞬背負わせるためだけに作るのはもったいないなぁとか、注文したり取りに行ったり、ちょっと億劫だなぁと思ったりもしたのも事実。しかし、元気に大泣きをしている息子を楽しそうに見ている(ビデオを撮っている)両親の姿を目にして準備してよかったと思えました。

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2012.10.11(木)