自由の女神のすぐ近くの無人島でイベント

 夏のニューヨークは、楽しそうな無料イベントがいっぱいあってワクワクします。リンカーンセンターの野外音楽会、セントラルパークの野外劇場やブライアントパークの夜の野外映画鑑賞会などが有名ですが、大人向けだけでなく、子ども向けはもちろん、乳幼児向けのイベントもあるんです。

セントラルパークの夜の映画鑑賞会。ブルームバーグ社がスポンサーだったので、ブルームバーグNY市長の挨拶で始まりました。どこよりも早い8時にスタートします。今年のテーマはクラシック映画でしたが、子ども連れも多かったです。長男も『アニマル・ハウス』をゲラゲラ笑ってみていました

 特に親子連れに人気なのが、5月末から9月の週末だけ渡航できる無人島のGovernors Island(ガバナーズ島)です。自由の女神が立つリバティー島の隣にある島で、無料フェリーに乗れば約10分で到着。摩天楼の姿も拝めるし、家族4人で一つの自転車に乗れるレンタルサイクル(有料)もあるし、広い芝生には子どもの遊具と化しているアーティストのオブジェもあって、長男の大好きな場所のひとつです。

 音楽祭や一輪車祭りなど、各種イベントも充実していますが、なんと言っても素晴らしいのが、Children's Museum of the Artsによるアート教室。家では難しい創作に挑戦できるんです。息子が体験したのはアクションペインティング。どの子も夢中になっていて、ある女の子は、彼女が筆を振り回すたびに絵の具が飛び散って、息子の顔にまで斑点が出来ていました。そんな彼女に刺激されてか、息子も段々と世界に入り込み、最後は「ヒャッホー」なんて奇声を発して、筆を振っていました。合同作品とはいえ、大きな絵を描いて、とっても満足気。洋服も手も絵の具でドロドロになって満喫していました。

ガバナーズ島の芝生の広場。アーティストの手によるオブジェは、子どもたちの遊具となっています。あるオブジェは、パターゴルフコース(無料)になっています。海沿いで記念撮影している人も多いです
アクションペインティング中の長男。絵の具を混ぜて、自分で好きな色を作って振ったり、塗ったり出来て、楽しそうでした

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2012.09.18(火)