◆私の香港旅日記

パンとインスタントラーメンの定食?

 さてお次は、香港に出かけたときについてのお話なども。

 本当は優雅にビジネスクラスで出かけてみたいのですが私はそんな贅沢もできませんので、格安のLCCに乗って早朝に到着する場合が多いです。4~5時間程度なら我慢だってできます(笑)。

 ホテルのチェックインまで時間があるときは、茶餐廳(チャチャンテン)に足を運んで朝の時間帯のみ提供のメニューをいただきます。

 茶餐廳とは、“香港式ファミレス”とも言われていて、多彩で経済的なB級メニューがスピーディーに提供され、気軽に利用できる便利さが特徴です。

 混雑していない時間帯であればゆったりできますが、混雑している時間帯は相席です。地元の方々に混ざっての朝食も活気があってなかなかよいものです。

 インスタントラーメンとパンの定食という、日本では考えられない炭水化物同士の組み合わせに最初は驚きましたが、食べ始めると飛行機疲れの身体に塩分が染み渡り、暑い夏場だってスルスルとラーメンが口に入ってしまいます。

 観光客慣れしたお店でしたら英語、日本語のメニューなんかもありますが、大通りから少し奥まったところにあるお店などはまず英語すら通じないでしょう。

 見慣れない漢字が羅列されたメニューを見ても、何が何やらで圧倒されてしまいますのである程度の予習はしていくことをおススメします。私もようやく麺の種類を出前一丁に変更してほしいとかその程度の意思表示はできるようになりました(笑)。

 香港には沢山の茶餐廳がありますがレトロな内装で風情のある「海安珈琲室」「中國冰室」「美都餐室」あたりが素敵でおすすめです。ゆくゆくはありとあらゆる茶餐廳を制覇してみたいものですね。

伊藤修子(いとう しゅうこ)

女優、コメディエンヌ。1977年神奈川県生まれのA型。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。趣味は編物、喫茶店巡り、散策、70~80年代香港映画鑑賞など。99年より劇団「拙者ムニエル」に所属し、全作品に出演。2009年よりよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属。主な出演作品は、NHK大河ドラマ「平清盛」(12)、KTV「お義父さんと呼ばせて」(16)、CX「Chef~三ツ星の給食」(16)、CX「セシルのもくろみ」(17)、EX「おっさんずラブ」(18)など。現在放送中の「結婚相手は抽選で」(東海テレビ・CX系全国ネット)に出演。11月24日(土)に最終回を迎える。