飽きることなく、丸1日遊べる!
ダンスショーは圧巻
お昼前に指定の場所に行ってから、9時間ほどの行程。そんなに長く見ることあるの? 間延びしないかしら? なんていう危惧は、はじまって数時間後の昼下がりには吹っ飛んでいました。
付かず離れずの心地よい距離を保ってくれる日本語ガイドの青年が、ナイスタイミングで適切な説明を入れて上手にリード。園内に点在する6つの島の暮らしを見て回ります。
ハワイ、サモア、フィジー、トンガ、アオテアロア(ニュージーランド)、タヒチの「村」を盛り上げるパフォーマーたちのおもてなしがハワイらしい楽しさに満ちていて、大声で笑っちゃう!
パフォーマーも笑顔ならば、園内にいるお客さんも皆めちゃめちゃ笑顔で、特にアメリカのお客さんたちは参加型の盛り上げ体質なもんだから、場の一体感がすごい! それぞれの村で「来てよかった~」の気持ちがひしひしと込み上げてきます。
幸運にも、数年の準備を経てお目見えしたばかりという新しいカヌーショー「HUKI」も見ることができました。
キャスト100名以上のおおがかりなカヌーショーは、ポリネシアの成り立ちと、「ポリネシア・カルチャー・センター」のあるライエという小さな田舎町の人々がどうやってこの大きなテーマパークをやっていこうと思い立ったのか、そしてなぜこれほどの成功をおさめているのかというムーブメントも垣間見られて、楽しくもほろっとくる内容。
この日はお天気が良く、6つの村々を見て回った後は気持ちの良い汗をかいていました。途中シアターに立ち寄って、ひんやり涼みながら観たショートムービー「ハワイアン・ジャーニー」に映るポリネシアの美しい自然もよかったなあ~。
日本では菜食多めながら、ハワイに来てから「肉が美味しい!」と牛肉ばかり食べている母は、ディナー会場でもプライムリブ大盛り!
日が落ちた後には、勇壮なダンス・ショー「HĀ:ブレス・オブ・ライフ」を見て、興奮冷めやらぬまま帰路につきました。
マノアにある我がヴィンテージハウスに帰り着いたのは、夜の10時を過ぎていたかしら。お風呂に入って、今日のデイトリップを親子で話して盛り上がった数時間後、ゲストルームから聞こえた父親の大きな寝言は「アローハー!!」。どんだけ楽しかったんだ(笑)。
島に生まれるということは、海と山の恵みを受けて生きていけるということ。私たちは必要なすべてを持っている。そんなことに大きく深く気づかせてもらえた一日でした。
きっとそれはハワイでもポリネシアのどこの島でも、そして日本でも同じなのですよね。
Polynesian Cultural Center
(ポリネシア・カルチャー・センター)
所在地 55-370 Kamehameha Hwy,Laie, HI 96762
予約電話番号 06-6809-1614
営業時間 月~土曜11:45~21:00
定休 日曜
●バス送迎付きパッケージあり
https://polynesia.jp/
Column
工藤まやのおもてなしハワイ
ハワイに暮らすお洒落コーディネーター工藤まやさんが、“おもてなし”の気持ちを込めて、ハワイの気持ちのよい空気感たっぷりの話題をお届けします。
2018.09.03(月)
文・撮影=工藤まや