授乳、調乳、耳抜き……まだまだ尽きない心配事

 それから、フライトでの心配の一つは「赤ちゃんの耳が痛くならないか」ということ。着陸と離陸の際に、自分で耳抜きできない赤ちゃんは気圧の変化で鼓膜に負担がかかり、中耳炎になることもあるそう。友人のアドバイスに従って、着陸時にはミルクをあげることを心がけました。

 聞くところによると、国際線の離着陸は1時間くらいかけてゆっくりと高度を上げたり下げたりしていくので、一気に飲ませるより少しずつ時間をかけて飲ませた方が良いそう。哺乳瓶を口から離したり、吸わせたり、ちょこちょこ飲みをさせました。結果、機内では全く泣くこともなく、終始スヤスヤ、起きているときはご機嫌だったので、耳は痛くなかったようです。

 また、心配だったミルク作りですが、フライトアテンダントの方に頼むと量や温度などを聞いてくれ、お願いしたタイミングで持ってきてくれるので、本当に助かりました(調乳用のお湯は機内でもらえますが、ポットで持参したい場合は手荷物検査で中を開けて確かめられるものの、持ち込めます)。

 ちなみに、オムツと離乳食は機内で用意してくれる(航空会社によるかもしれません)のですが、普段慣れているものの方が使いやすいと思うので、個人的には持参がおすすめです。

暑いからか、ケープの中での授乳を嫌がる息子。薄手のカーディガンは子供にも優しい

 それから、機内での授乳の際に便利だったのが、ドレープ付きのカーディガン。エストネーションで見つけた「5」というブランドのものです。春夏らしい霜降りのライトグレーと、薄手のシルク混ならではの柔らかな質感が気に入って買いました。滑らかで肌に優しいので、繊細な肌の赤ちゃんを長時間抱っこするのにもぴったりの一枚。

 もちろん授乳用ではないのですが……、フロントのドレープを左右の肩にかけるようにすると、前が隠れるので、大事な部分をきちんと覆ってくれます。機内の暗がりなら、これでケープなしでも大丈夫。

 飛行機の中で、急に泣きだされると、一刻も早くおっぱいを吸わせたいもの。ケープをバッグから出して、被っている間ももどかしい。そんな時のために、ドレープカーデをおすすめします。

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2012.07.03(火)