続々と創造される
さまざまな風景を観る!

《照降なし》 流 麻二果、撮影:加藤 健

 めくるめく色彩がどこまでも伸びやかに広がっていく。色鮮やかな抽象表現を得意とする画家・流麻二果が個展を開催。会場のポーラ美術館収蔵品を題材にするという大胆な着想の新作が観られる。

 ルノワール、ゴッホ、モネの作品をモチーフにしながら、流はそこに日本の色彩感覚を持ち込み融合させて作品を生み出した。深みある色の《色の跡》にも注目。同館では『エミール・ガレ 自然の蒐集』展も観られる。

『流 麻二果(ながれ まにか) ─色を追う/Tracing the Colors』
会場 ポーラ美術館(神奈川・箱根)
会期 2018年3月17日(土)~5月13日(日)
料金 一般 1,800円(税込)ほか 
電話番号 0460-84-2111
http://www.polamuseum.or.jp/

2018.04.23(月)
文=山内宏泰

CREA 2018年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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