18世紀の貴族の邸宅みたい!
ホテルを巡るアートツアー

はっとするほど美しいロビーのペルシャ絨毯。その価値は、数枚のメンテナンスだけで億単位という。

 「ザ・リッツ・カールトン大阪」のインテリアコンセプトは、「18世紀英国の伝統的なジョージアンスタイル」。ロビーの床には華麗な柄のペルシャ絨毯、チェコ製のクリスタルシャンデリアが輝き、クラシックでゴージャスな雰囲気にしばしうっとりしてしまう。

ゴージャスなクリスタルが輝くチェコ製のシャンデリアにも注目。

 そんな館内を飾る絵画と調度品の選りすぐりの数点を「ザ・リッツ・カールトン大阪」の紳士・淑女が約1時間で案内してくれるのが「ザ・リッツ・カールトン大阪 アートツアー」だ。この“紳士・淑女が紳士・淑女をおもてなしする”というのも、ザ・リッツ・カールトンのクレドに記されたモットーのひとつ。

左:フロントを飾る絵「突然の来訪者」。この絵が館内で最も高価なのだそう。
右:ロビーにある「貴婦人の肖像画」は、気品のある絵で、ホテルの雰囲気にふさわしい。

 「ザ・リッツ・カールトン大阪 アートツアー」は、宿泊者限定のプログラムで、毎週水曜日開催で午後4時から約1時間。予約不要だが先着順で、催行人数は1名から10名まで。参加費は無料で、英語での対応も可能だ。

 館内では最も高額だという1階フロントを飾る絵画から始まって、2階は船の絵、婚礼サロンのある階は子供の絵、4階は風景画と、それぞれのフロアごとにテーマがあるよう。ちょうど邸宅を案内いただくツアーといった案配である。

左:5階には、夏はビアガーデンとなるテラスも。
右:優雅に着物姿でアートツアーの案内をしてくれた田中千秋さん。

2018.02.26(月)
文・撮影=小野アムスデン道子