建物も料理も景色も美しい
レストランで夕食を
「カフェ・レストラン・デ・プランタージュ」は、19世紀に造られた鉄骨造りのレストラン。まるで植物園の温室のような雰囲気だ。
夕食は、プランタージュ地区の動物園に隣接しているレストラン「カフェ・レストラン・デ・プランタージュ」へ。敷地内には植物園や水族館、プラネタリウムもあり、緑豊かな一角となっている。
左：天井が高く広々とした店内。テーブルは大理石だったりする。右：個室でパーティをしていたウエディングカップル。美男美女で素敵な笑顔！
19世紀に造られた建物は、鉄骨アーチが優美で、天井が高くてガラス張り。昼間は外光が差し込んで気持ちよく、夜はライトアップが美しい。個室もあり、取材時にはウエディングパーティが催されていたり、小さな子供の誕生日を祝うご両親の姿もあったり。特別な日に似つかわしいレストランなのだ。
タコのグリルは、ムール貝とバカラオ(鱈の塩漬け)、ほうれん草のクスクスとともに。
マリネした夏のアンズ茸と青野菜のタブーリ(中東のパセリのサラダ)、ロースとしたピスタチオ、エンドウ豆、フェンネルの若芽、ザクロとともに。
料理は、生ガキやカルパッチョ、ラビオリから、魚介、肉まで幅広いメニューが揃う。とくにメイン料理の盛りつけが美しく、見た目も楽しむことができる料理が多い。特別な日に選ばれる理由がうなずける。
ライトアップしたマヘレの跳ね橋が川面に映ると、周囲の建物の灯りと相まって美しい。
このレストランのライトアップも美しいけれど、夕食後は、ゴッホも描いたマヘレの跳ね橋の夜景を見に行くことにした。夜になると川面に映って揺れる灯りが、昼間とはまるで違う美しさになっていた。アムステルダムを訪れたら、ぜひ夜にも足を運んでほしい。2018年1月21日(日)までは、「アムステルダム・ライト・フェスティバル」も開催されている。
Café Restaurant De Plantage
(カフェ・レストラン・デ・プランタージュ)
所在地 Plantage Kerklaan 36, 1018 CZ Amsterdam
電話番号 020-760-6800
http://caferestaurantdeplantage.nl/
Amsterdam Light Festival
(アムステルダム・ライト・フェスティバル)
http://amsterdamlightfestival.com/
2017.12.08(金)
文・撮影＝たかせ藍沙
