古い農家を使ったレストランで
カジュアルランチ
ランチは、1702年に建てられた古い建物をそのまま使っているレストラン「フェルグルデン・エーン・ホールン」へ。緑の中にあり、アムステルダムの街とは思えないほど農家の雰囲気を醸しているオーベルジュだ。中庭も雰囲気がよく、ウエディングなどのパーティにも使われるという。
料理は、オランダ料理とフランスのブルゴーニュ料理のミックス。メニューはオランダ語しかないが、カジュアルな雰囲気のお店なので、隣の人が食べているものを指差してオーダーしても大丈夫。大人数で楽しそうに食事をしている地元のグループも何組か見かけた。
ちょうど取材当日に解禁となったハーリング(ニシン)もいただくことにした。ハーリングの旬は5~7月で、毎年6月中旬には、若くてことさら脂がのったニシンの漁が解禁される。初物の「ホーランス・ニュウェ」は新鮮なのでほぼ生の状態で食べるが、酢漬けや塩漬けで食べることもある。
この日はオランダ各地がちょっとしたお祭り騒ぎとなり、ハーリングのシッポを持ち上げてそのまま口に入れる人々の姿が目撃される。
右:ブリオッシュに挟まれたポークのチリマヨネーズがけ。ハンバーガーを想像していたら、パンが小さく見えるほどの迫力!
野菜とソーセージの卵とじや、ボリュームたっぷりの肉料理は、どれもビールが欲しくなるものばかり。午後はサイクリングを予定していたので泣く泣く我慢したのだった(笑)。
De Vergulden Een Hoorn
(フェルグルデン・エーン・ホールン)
所在地 Ringdijk 58, 1097AH, Amsterdam
電話番号 020–214-9333
http://www.verguldeneenhoorn.nl/
2017.12.08(金)
文・撮影=たかせ藍沙